【初心者向け】SSL化しないとどうなるのか?デメリット3選を解説!

SSL化していないサイトにアクセスすると、「保護されていない通信」と表示されて不安に思いますよね。

率直にいうとセキュリティが重視される現在、SSL化できていないサイトは致命的です。

なぜならセキュリティ面だけでなく、SEO的な観点から見てもマイナスでしかないからです。

そこで今回はSSL化していないとどうなるのかに加えて、SSL化するまでの手順4ステップを詳しく説明していきます。

この記事でわかること
  • SSL化をしないことによるデメリット3選
  • SSL化の手順4ステップ
  • SSL証明書の3種類について

現代においてSSL化は必須と言っても過言ではありません。まだ出来ていない方は、この機会にSSL化しておきましょう!

「SSL化できているかの確認方法がわからない、、、」という方は、まず以下の記事を参考にしてください!

目次

【前提】SSL化とは

まずSSL化をできているサイトとできていないサイトを見比べてみます。

URL部分を見比べれば、一目瞭然です。

Web男

SSL化できていないサイトだと、「保護されていない通信」という文言が含まれています!

ずばり、何が違うのか。違いを簡単に説明すると、下記の通りです。

SSL化されたサイトとSSL化されていないサイトの違い
  • SSL化されたサイト:通信が暗号化されている
  • SSL化されていないサイト:通信が暗号化されていない

SSL化されていないサイトは、データが暗号化されていないため、セキュリティ上のリスクが多くあります。

例えば、お問い合わせフォームなどを使用するときにデータが暗号化されていないと、データを盗み取られることもあるので怖いですよね。

昔と比べてセキュリティが重視されてきた今、SSL化は必須になってきています。

SSL化をしないとどうなるのか?

ではSSL化をしないと、具体的にどのようなデメリットが発生するのか。

SSL化をしないデメリット3選
  • 検索順位が落ちてしまう
  • ページの表示スピードが落ちる
  • セキュリティ上のリスクが生じる

それぞれ具体的に説明します。

デメリット①:検索順位が落ちてしまう

GoogleやYahooから検索流入を獲得するためには、検索順位が重要になってきます。

ですがSSL化ができていないと、検索順位が落ちてしまう可能性が高くなります!

Web男

安全でないサイトを上位にしてしまうと、Googleなど検索エンジンの信頼度が下がってしまうからです!

実際、2014年にGoogleはSEOのランキング要素に「https」を加えたことを明言しています。
>>ランキング シグナルとしての HTTPS

SSL化は一度やってしまえば、そのあとはずっと「https://〇〇〇〇.com」を継続できます。やっておいて損はないでしょう。

SEO対策をしっかり行いたいのであれば、必ずSSL化はやっておきましょう。

デメリット②:ページの表示スピードが落ちる

またSSL化できていないサイトは、ページの表示スピードが落ちてしまいます。

SSL化したサイトは次世代プロトコルである「HTTP/2」を利用できて表示スピードが早いのに対して、SSL化されてないサイトは旧世代のプロトコルを利用しなければならないからです。

「別にスピードを重視してないから大丈夫!」と思うかもしれません。ですが下記のグラフを見てみてください。(Googleが2018年に調査した『ページの表示スピードと直帰率のグラフ』です)

(引用元:Find out how you stack up to new industry benchmarks for mobile page speed
Web男

表示スピードが1秒→3秒になると直帰率は32%に上がる、表示スピードが1秒→5秒になると直帰率は90%に上がるという意味!

つまり表示スピードが下がれば下がるほど、サイトを見られる前に離脱されるということです。

実際にあなたも、重たいサイトにアクセスしてしまって「もういいや!」ってなってすぐ諦めた経験はありませんか?それと一緒です。

ページの表示スピードを遅くしたくないのであれば、SSL化は行うべきでしょう。

デメリット③:セキュリティ上のリスクが生じる

SSL化されていないサイトは、セキュリティ的に危ないといえます。

SSL化されていないサイトが危険な理由
  • 個人情報が漏洩する可能性が高い
  • 詐欺や悪質なサイト被害にあう可能性が高い

ひと昔前であれば、SSL化されていないサイトも散見されました。ですが今では、ほとんどのサイトがSSL化されています。

なのでユーザーから見ても、SSL化されていないサイトに抵抗感を持っています。

Web男

このサイトはセキュリティが甘いと一瞬で判断できます!下手に情報漏洩がおきたりするのが怖いので、個人的には「http://」から始まるサイトにはアクセスしないようにしています!

特に、お問い合わせフォームが設置されているサイト、EC機能が備わっているサイトはSSL化を行うべきといえます。なぜなら個人情報を取得するケースがほとんどだからです。

「SSL化していないから、このサイトにお問い合わせはしたくない!」と感じる方も、少なからずいるはずです。大きな機会損失ですよね。

足かせにならないためにも、SSL化はやっておくべきでしょう。

SSL化するまでの手順4ステップ

次に、SSL化するまでの手順4ステップを紹介します。

SSL化するまでの手順4ステップ
  1. SSL証明書を取得申請する
  2. 審査や認証手続きをおこなう
  3. サーバーにSSL証明書をインストールする
  4. ホームページ側でSSL化をおこなう

ステップ①:SSL証明書を取得申請する

まずはSSL証明書を取得しましょう。

Web男

「共有SSL」と「独自SSL」がありますが、httpsに変更するには独自SSLが必要になります!

独自SSLには下記の3種類がありますので、最適なSSLを選択するようにしましょう。

独自SSLの種類
  • ドメイン認証型(DV)
  • 企業認証型(OV)
  • EV認証型(EV)

個人サイト・創業期のサイトであれば、1番リーズナブルにSSL化できるドメイン認証型がおすすめです!

ステップ②:審査や認証手続きをおこなう

SSL証明書を取得申請したら、審査認証手続きのステップになります。

審査期間
ドメイン認証型(DV)即日
企業認証型(OV)約1~2週間
EV認証型(EV)約2週間〜4週間

審査が終わるまでは、一旦待ちです。気長に待ちましょう!

ステップ③:サーバーにSSL証明書をインストールする

レンタルサーバーを借りている場合は、この手順は不要です!

Web男

審査と認証手続きが終わったタイミングで、すでにサイトがSSL化されているため!大幅に手順を簡略化できます!

Conoha Wing、エックスサーバー、ロリポップあたりで契約していれば、インストールの手順は必要ありません。

逆にインストールが必要なのは、サーバーを自社で用意した場合です。少数派だと思うので、この記事では内容は省かせていただきます。

ステップ④:ホームページ側でSSL化をおこなう

URLが「https://」に変わっても、まだ終わりではありません。

なぜなら「http://」向けのリンクをすべて、「https://」に変更していかなければならないからです。

では具体的にどのようなことを行うのか。大き分けると、下記の2つです。

ホームページ側で行うSSL化
  • リンクの置換(絶対パス指定になっている部分を相対パスに変更)
  • リダイレクト設定(「http://」のページから「https://」に転送する仕組み)

誰でも簡単にできるので、URLのSSL化ができたら必ずセットで上記の2つを実施するようにしましょう。

SSL証明書の3種類について

「SSL化するまでの手順4ステップ」のステップ①でSSL証明書を取得申請することについて説明しましたが、SSL証明書は3種類あります。

SSL証明書の3種類
  • ドメイン認証型
  • 企業認証型
  • EV認証型

認証レベルや費用がまったく異なりますので、検討して選びましょう!

Web男

ちなみに創業期のホームページ、小規模〜中規模なサイトであれば無料のドメイン認証型で問題ありません!

種類①:ドメイン認証型(DV)

ドメイン認証型(DV)
認証レベル
発行までの期間即日
特徴・低価格
・サイト運営者の実在証明は不可
・とにかく早い
価格無料〜

費用をかけずにサクッとSSL化したいときは、ドメイン認証型がおすすめです!

個人サイトだけでなく、中小企業などでもドメイン認証が利用されているケースは少なくありません。

Web男

審査もすぐに終わり、価格も1番リーズナブルなため、選ばれるケースが1番多いです!

種類②:企業認証型(OV)

企業認証型(OV)
認証レベル
発行までの期間約1~2週間
特徴・ドメイン認証より信頼を得やすい
・比較的時間はかかる
・証明者情報に組織名が含まれる
価格およそ3万円〜

法人サイトであることをしっかりアピールしたい場合は、企業認証型がおすすめです!

運営企業が法的に実在することの証明ができるため、ユーザーからしても安心してサイトを利用できます。

Web男

第三者データベース、登記事項証明書などと併せて確認されます!

種類③:EV認証型

EV認証型(EV)
認証レベル
発行までの期間約2週間〜4週間
特徴・アドレスバーに組織名が含まれる
・信頼性はピカイチ
・審査工程が長い
価格(年間)およそ10万円〜

Webサイトを運営する企業の実在性を、最も厳格に認証するのがEV認証型です。

年間10万円以上かかってしまいますが、他の認証方法と比べても1番信頼度が高いです。

ネットショッピングの決済ページ、大手企業のサイトなどはEV認証型にするのがおすすめです!

WebサイトのSSL化はお気軽にご相談ください

当メディアを運営する私達は、ホームページ制作・管理のサービスを行なっております。

もちろん今回ご説明したSSL化に関しても、もちろんご対応可能です。

3万円〜のリーズナブルな料金設定で対応いたしますので、ぜひぜひお気軽にご相談ください!

>>WebサイトのSSL化について無料で相談する

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この記事の執筆者

同志社大学を卒業後、新卒でレバレジーズ株式会社に入社。現在はメディア責任者をやりながら、Terace(テラス)のフロントエンドエンジニアとして活動しています。企業と提携してSEOコンサルなどもやっています。SEO検定1級保有

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