既存サイトのWordPress化にかかる費用は?メリット4選も解説!
・「サイトを簡単に更新できるようにしたい」
・「サイトに好きな機能を追加したい」
・「複数人でサイトを運営できるようにしたい」
といった希望を叶えるのに、ぴったりなのがWordPress化です。
HTMLベースで作られたサイトだと初心者では簡単に更新はできませんが、WordPressであれば管理画面も使いやすくなり初心者にやさしい仕様になります。
ですが初心者が、既存サイトをWordPress化するのは至難の業です。
自分で調べながらやってしまうと、サイトが中途半端に潰れてることにも繋がりかねません。
そのため、基本的にWordPress化は外部に委託することになります。
そこで今回は、既存サイトのWordPress化にかかる費用について、そしてWordPress化するメリット・デメリットについて解説していきます。
ぜひ参考にしてみてください!
既存サイトのWordPress化にかかる費用の相場
既存サイトのWordPress化にかかる費用は、「サイトの規模」や「移行の難易度」や「どこに依頼するか」によって大きく変わってきます。
なので、基本的にはサイトを見てもらって、見積もりをとってもらうのが主流です。
一概の料金設定では、対応しきれないケースがあるため!
フリーランスに頼むのか、中小規模のWeb制作会社に頼むのか、大規模のWeb制作会社に頼むのかによっても金額はまったく異なります。
小規模サイトであれば数万円〜でWordPress化できることもあります。大規模サイトであれば、WordPress化の工数も増えてしまうため、数十万円以上はかかってしまうでしょう。
簡易的にまとめると、以下のような感じです。
小規模サイト | 中規模サイト | 大規模サイト | |
---|---|---|---|
料金 | 2万円〜10万円 | 5万円〜30万円 | 20万円〜60万円 |
あくまでピンキリなので、まずは見積もりをお願いするようにしましょう!
既存サイトをWordPress化するメリット4選
お金がどうしても掛かってしまうWordPress化ですが、思っている以上にメリットがあることも事実。
- 一部ページの更新・管理が楽になる
- サイト内検索や関連記事の表示などができるようになる
- 拡張性に優れるようになる
- 複数人でサイトを運営しやすくなる
それぞれ具体的に説明します。
特に更新・管理が楽になるのは革新的!ちょっとしたニュースの更新などであれば簡単にできるようになります!
一部ページの更新・管理が楽になる
WordPress化する1番のメリットは、一部ページの更新・管理が楽になることです。
HTMLやCSSで作られたサイトの場合、更新があるたびにFTPツールを使って、ファイルをサーバーにアップロードしなければなりません。
専門の知識がある人でないと、サイト更新はできません!初心者からすると至難の業です。
ですがWordPressであれば安心!初心者でも触れる管理画面から文章を修正したり、画像をアップロードするだけでサイトを更新できます。
ただし、1つ注意点もあります。それはすべてのページが更新・管理できるわけではないということ。
例えば、「ニュースの更新」や「実績の追加」などは更新・管理できるようになりますが、デザインがしっかりされたようなページは基本的にいじれない仕様になってしまいます。
上記のように決まったフォーマットで表示されるコンテンツであれば、誰でも簡単に更新・管理できるようになります!
サイト内検索や関連記事の表示などができるようになる
サイト内検索や関連記事の表示も、WordPressの特権です。
というのもHTMLベースのサイトが静的サイトであるのに対して、WordPress化されたサイトは動的サイトだからです。
静的サイトは誰がいつどこで見ても同じ情報、同じコンテンツが表示されるホームページ、一方で動的サイトはアクセスした端末や時間などによって内容が変わるホームページのこと!
たとえば、同じジャンルの記事を関連記事として表示したり、「WordPress」と検索すればWordPressに関する記事が表示されるように設定できます。
ユーザー視点から見ても、サイトの利便性が格段に上がるので損はありません。
拡張性に優れるようになる
またWordPressを導入することで、サイトに拡張性を持たせられます。
というのもWordPressにはプラグインといった、サイトに様々な機能を持たせる機能があるからです。
お問い合わせフォームを簡単に設置できたり、SEO対策をより強力に行ったりできます!
「でもプラグインって有料でしょ?」と思われたかもしれません。ですが実は、プラグインは無料で利用できるものがほとんどです。
静的サイト(HTMLやCSSのみで作られたサイトなど)であれば、サイトに機能を持たせるのに、数万円〜数十万円かかるケースも少なくありません。
ですがWordPressであれば、優秀なプログラマーが作ったプラグインを無料で利用できるので、誰でも高機能なサイトにアップデートすることができます。
個人的におすすめなのは、自動で毎日バックアップをとってくれるUpdraftPlus、高機能なお問い合わせフォームを作れるContact Form7あたりです!
複数人でサイトを運営しやすくなる
WordPress化することで、複数人でサイトを運営できるようにもなります。
たとえば、サイト内の記事執筆はAさん、新着ニュースの更新はBさん、デザインの変更はCさんといったように役割分担ができるようになります。
なぜならWordPressには、5つの権限が存在するからです。
各ユーザーに権限を与えることができます!Aさんには編集者、Bさんには寄稿者といったように。
- 管理者:すべての操作可能
- 編集者:サイト全体の記事の編集可能
- 投稿者:自分の記事の編集〜公開が可能(他ユーザーへの干渉はできない)
- 寄稿者:記事の閲覧・編集のみ可能(公開などはできない)
- 購読者:記事の閲覧しかできない
たとえば、自社の新着ニュースの更新を任せたいけど、信頼できる人がいない場合。「寄稿者」として招待することで、公開はできないけど記事の編集ができるようになります。
状況にあわせて、権限を渡すことで、リスクなくサイト運営できます!
既存サイトをWordPress化するデメリット2選
ただし、WordPress化にはデメリットも存在します。
- ハッキングの対象になりやすい
- サイトの表示スピードが落ちやすい
それぞれ具体的に説明します。
ハッキングの対象になりやすい
デメリット1つ目は、ハッキングの対象になりやすいことです。
というのもWordPressは世界的に有名なCMSであり、かつオープンソースだからです。
WordPressの中身が丸見えなので、ハッキングしやすい環境になっているイメージ!
ハッキングされてしまうと、サイトの改ざん、ウイルスの感染、悪質サイトへのリダイレクトなどの被害を受けてしまいます。
ですがハッキングの対象になるサイトは、セキュリティ対策が甘かったり、パスワードが推測されやすいものになっているケースがほとんどです。
裏を返せば、しっかり対策すればハッキングされる可能性を低くできるということ。WordPress化するのであれば、併せてセキュリティ対策をしっかりしておきましょう!
サイトの表示スピードが落ちやすい
デメリット2つ目は、サイトの表示スピードが落ちやすいことです。
HTMLをベースにしたサイトは決まった情報を表示するのに対して、WordPress化されたサイトはアクセスのたびにデータベースから情報を取り出してきて表示するからです。
静的サイトと動的サイトの違い!
ですがこのデメリットも、原因が大体きまっています。例えば、プラグインの入れすぎ、画像の圧縮ができていないなど。
対策さえすれば、WordPress化されたサイトでも高速で表示することは可能です。
WordPress化のデメリットを解消する方法
せっかくWordPress化したのに、ハッキングを受けたり、ページスピードが遅くなったりするのは避けたいですよね。
そこで上記のデメリットを解消する方法を詳しく説明します。
3つのセキュリティ対策を行う
ハッキングのリスクを抑えるには、3つのセキュリティ対策を行いましょう!
簡単&誰でもできて、効果の高い対策を厳選しました!
- パスワードを9文字以上に設定する
- WordPressのバージョンを常に最新に更新しておく
- 使っていないプラグインは削除する
◼︎パスワードを9文字以上に設定する
パスワードを簡単に設定してしまうと、ブルートフォース攻撃ですぐに管理画面にログインされてしまいます。
ブルートフォース攻撃とは総当たり攻撃のこと!不正に入手したIDと想定される文字列をログイン画面に入力し続けて、不正ログインをするやり方です!
なのでWordPressの管理画面のパスワードは、必ず「強力」となるように設定しましょう。
パスワードを誕生日に設定したり、誰もが知ってる英単語にしてしまうと危険です。なるべく自動生成されたパスワードを使うのがおすすめです!
◼︎WordPressのバージョンを常に最新に更新しておく
またWordPressのバージョンも常に最新にしておきましょう。
なぜならバージョンがアップデートされるにつれて、WordPressの脆弱性の改善が行われるからです。
ハッキングの対象になる部分を、修復してくれるイメージ!
◼︎使っていないプラグインは削除する
プラグインもハッキングの対象になりやすいので、不要なプラグインはすべて削除するようにしましょう。
「停止」ではなく、「削除」することが大事です!
というのも停止だと、サイト内にデータを抱えてしまうことになるからです。
ページスピードを向上させる3法則を守る
併せて、ページスピードを向上させる3法則も守るようにしましょう。
- サイト内の画像を圧縮する
- 不要なプラグインを削除する
- 不要な固定ページや投稿を削除する
◼︎サイト内の画像を圧縮する
WordPressは容量の大きな画像も、簡単にアップロードできます。
ですが圧縮しないで使用してしまうと、すぐにサイトが重たくなってしまいます。なのでプラグインもしくは圧縮サービスを必ず利用しましょう!
プラグインのおすすめは「EWWW Image Optimizer」、圧縮サービスのおすすめは「TinyPNG」や「TinyJPG」です!
◼︎不要なプラグインを削除する
プラグインはサイトのデータを重くしてしまうので、必要最低限に留めておくのがおすすめです!
1ヶ月以上使っていないプラグイン、停止中で使っていないプラグインは、基本的に削除しておくようにしましょう!
◼︎不要な固定ページや投稿を削除する
表示スピードを上げるには、とにかく不要なデータを削除することです。
下書きのままになっている投稿、使っていない固定ページなどはすべて削除しておきましょう。
WordPress化に関する相談はお任せあれ!
当メディアを運営する私達も、ホームページ制作・運営のサービス「Terace」を運営しています。
「デザイナー」と「フロントエンジニア」のフリーランス3名で運営中!
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