フリーランスのコーディング相場はいくら?料金表で解説!

コーディング費用を抑えたい時、よく候補に上がってくるのがフリーランスです。
フリーランスだと事務所のコストや仲介手数料がほとんどないので、比較的リーズナブルに依頼することができます。
そこで今回は、フリーランスのコーディング相場について詳しく解説します。
ただし、フリーランスはコストを安く抑えられるメリットがある一方で、スキルや品質にばらつきがあるなど致命的なデメリットがあることも確かです。
本当にフリーランスに依頼して大丈夫なのか、ぜひこの機会に見極めていってください!
コーディングを外注する方法3選
コーディングを外注する方法は、大きく分けて3種類あります。
どこに依頼するかによってクオリティ・金額などの面で大きく異なります。今回はそれぞれどのような特徴があるのかわかりやすいように、メリット・デメリットをまとめていきます。
フリーランス
メリット | デメリット |
---|---|
コストが比較的安い スピード感があり柔軟に対応しやすい 直接やり取りできるので、コミュニケーションがしやすい | スキルや品質にばらつきがある 依頼者一人に依存するため納期リスクがある 保守や長期対応が不安定になりやすい |
フリーランスの最大のメリットは、「コストの低さ」です。

事務所やスタッフを抱えていない、仲介を通さないなど、コーディング以外のコストが掛かりにくいかからです!
ただし、スキルや品質はどの人に頼むかによって、天と地ほどの差が出てきます。例えば、実践経験のないフリーランスだと一見デザインは整って見えるけど、保守性が低かったり、SEO対策が全くできていないなど、様々なデメリットが生じてきます。
フリーランスに依頼する時は、事前に実績をしっかり確認することが大事です。


Web制作会社
メリット | デメリット |
---|---|
スキルや品質が安定していることが多い デザイン〜開発まで一貫対応可能 納期やサポートの信頼性が高い | コストが高い 小規模案件だと割高に感じやすい 柔軟性に欠ける可能性がある |
Web制作会社の特徴は「品質の高さ・一貫して任せられる心強さ」にあります。
品質の観点でいうと、複数人のチェック体制が敷かれていたり、実践経験の多いコーダー・エンジニアがいるケースがほとんどなので品質は安定しています。
またデザインから一貫して任せられるため、「デザインは〇〇さん、コーディングは〇〇株式会社、広告運用は〇〇株式会社」のように、さまざまな人に依頼する手間がなくなります。
ただし、品質は担保されている分、コストは高くなるケースがほとんどです。



ディレクター・デザイナー・エンジニアなど複数人が関わること、オフィス費用が掛かっていることを踏まえても、コストが高くなるのは避けられないでしょう!
Web制作会社に任せるべきか、フリーランスに任せるべきか迷っている方は、ぜひ以下の記事を参考にしてみてください。


コーディング代行業者
メリット | デメリット |
---|---|
コーディング特化なので精度・スピードが安定 大量案件や短納期にも対応しやすい 一定品質を担保しやすい | デザインや戦略面は対応外の場合が多い マニュアル的な対応で柔軟さに欠けることもある 担当者が変わりやすく、一貫性が弱い |
コーディング代行業者に任せるメリットは、「スピード・品質で安定している」です。
納品前の検証・テストの仕組みが整っていたり、大量案件をさばくための管理システムが充実していたりなど、スピードや品質では安心できるケースがほとんどです。
ただし、デザイン・戦略面は対応外のことが多いので、分業でさまざまなところに依頼することを踏まえると、コストが嵩みやすくなってしまいます。
フリーランスのコーディング相場について
次に、フリーランスにコーディングを依頼した場合の相場について紹介します。
フリーランスだけの相場を提示しても比較できないので、Web制作会社・コーディング代行会社に依頼した場合の相場も載せておきます。
フリーランス | Web制作会社 | コーディング代行会社 | |
---|---|---|---|
LP(ランディングページ) | 20,000〜100,000円 | 40,000〜150,000円 | 30,000〜120,000円 |
トップページ | 15,000〜80,000円 | 30,000〜120,000円 | 25,000〜100,000円 |
下層ページ | 5,000〜30,000円 | 20,000〜60,000円 | 10,000〜50,000円 |
ランディングページはページのボリュームが大きい、アニメーション・デザインに凝っているケースが多く、コーディング工数が掛かるので相場も高くなりがちです。
複数ページのサイトであれば、基本的に「トップページ(1ページ)+下層ページ(複数ページ)」で計算します。
例えば、合計6ページのコーポレートサイトを制作する場合、「トップページ(1ページ)+下層ページ(5ページ)」で金額を計算します。
下層ページについては、ページによってボリューム感が異なってくるので、金額は大きく変動してきます。
コーディングをフリーランスに依頼する注意点
「外注の金額をなるべく抑えたい」という場合、フリーランスに依頼するのが一番金額を抑えられる可能性が高いといえます。
ただし、コーディングをフリーランスに依頼する場合、注意点が複数あります。
それぞれ具体的に説明します。
コーディングの品質が人によって異なる
同じデザインを渡しても、書かれるコードの質はフリーランスによって大きく差が出てきます。
極端に言えば、保守性の高い綺麗なコードを書く人もいれば、「動けばいい」という後から修正が困難になるコードを書く人もいます。
前者だとその後のサイト保守・管理が楽ですが、後者だとサイト修正やコンテンツ追加のときに工数が掛かってしまい、追加費用が余分にかかってしまう可能性があります。
正直、コーディングの品質は素人で見極めるのは難しいです。なので最低限、下記はチェックするようにしましょう。
- 何年間くらいコーディングを経験しているのか
- 実績サイトを実際に触ってみる(表示スピード・スマホでも崩れないかなど)
- 別の人が編集しやすいように工夫している点を聞く
コーディングの品質は、その後の保守・管理費用に大きく影響してきます。
なるべく経験豊富なフリーランスを選ぶように心がけましょう。
クロスブラウザ対応の有無がある
フリーランスによって、「IEやSafari対応はやっていない」というように、一定のブラウザではデザイン崩れが起きてしまう可能性があります。
例えば、対応していないブラウザがIEやEdgeなど少数派だったらまだしも、Safariのような利用率が高いブラウザは必須で対応しておきたいところです。
フリーランスに依頼する前にどのブラウザに対応しているのか、必ずチェックするようにしましょう。
SEO対策について無知なケースが多い
デザイン再現に注力するあまり、metaタグやalt属性、見出し構造などSEOの基本を考慮していないコーダーも多くいます。
SEOを考慮しないと、下記のようなデメリットが生じます。
- 検索結果に表示されにくい
- サイト流入数が伸びにくい
- 画像検索からの流入が期待できない
- 検索エンジンから低品質サイトと判断される可能性がある
一言でまとめるなら「集客の機会を大きく損なう」ということです。GoogleやYahoo!などの検索エンジンは集客に欠かせませんが、SEO対策を疎かにするとその機会を失ってしまいます。
なので、依頼する前に「SEOを意識したコーディングはできるか」や「構造化データに対応できるか」などの質問をぶつけるようにしましょう。
サイトの表示速度は度外視していることがある
大きい画像をそのまま使ったり、無駄なスクリプトを読み込むと、表示速度が遅くなるケースが出てきます。
サイトの表示速度はユーザー体験に関わるだけでなく、SEO評価にも間接的に影響してきます。



表示速度が遅いとネガティブな評価に繋がり、検索順位が下がってしまうなどの現象が起きてしまいます。
事前にフリーランスに以下の質問をぶつければ、表示速度を意識しているかは確認できます。
- 画像をWebPなど軽量形式で使っているか
- 画像の最適化やlazy load対応はできるか
- 不要なスクリプトやCSSを削減しているか
- Lighthouseでチェックしているのか
上記の質問に対して、より具体的に答えられるようでしたら、フリーランスの方もサイト表示速度を意識していることがわかります。
サイトの表示スピードが遅くなるとユーザーの離脱率も下がり、せっかくのお客様を逃してしまうことに繋がってしまいます。
なので、フリーランスに依頼する前に必ず表示速度を意識しているか確認するようにしましょう。
まとめ
今回は、フリーランスのコーディング相場について紹介しました。
フリーランス | Web制作会社 | コーディング代行会社 | |
---|---|---|---|
LP(ランディングページ) | 20,000〜100,000円 | 40,000〜150,000円 | 30,000〜120,000円 |
トップページ | 15,000〜80,000円 | 30,000〜120,000円 | 25,000〜100,000円 |
下層ページ | 5,000〜30,000円 | 20,000〜60,000円 | 10,000〜50,000円 |
フリーランスに依頼すればコストを一番抑えられますが、スキルや品質のばらつきが危惧されます。質を重視したいというケースは、Web制作会社やコーディング代行会社を使うのがおすすめだといえます。
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