スマートフォンの普及により、高齢者が自らネットで情報を探す時代となりました。
しかし、多くのウェブサイトは若年層向けのおしゃれさを優先するあまり、高齢者にとっては下記のようなハードルが存在しています。
- 文字が小さすぎて読めない
- どこがクリックできるのかが一見でわからない
- アイコンが何を表す記号なのかがわからない
せっかく質の高いサービスを提供していても、サイトの使い勝手が悪いだけで、大切な顧客との接点を逃しているかもしれません。
本記事では、介護業界に特化した制作実績を持つプロの視点から、高齢者がストレスなく閲覧できるホームページの5つの基本原則を解説します。記事の後半では、優れたユーザー体験を実現している実際のサイト事例3選もご紹介します。
ぜひ参考にしてみてください。
高齢者が見やすいホームページの特徴5選
高齢者にとっての見やすさを構成する要素のうち、最も効果的なのが視覚的なデザインです。
ここでは5つの基本原則を紹介します。
本文フォントは16px以上
文字のサイズは、読みやすさを左右する一番の要因です。
多くのサイトで採用されている14px前後のフォントは、高齢者にとっては目を凝らさないと読めないレベルであることが多いです。私たちは介護系のホームページ制作を専門にしていますが、本文の基本サイズを16px〜18px以上に設定することを推奨しています。

スマホでは15px以下のフォントが使われるケースが多いですが、どの端末でも常に16px以上が維持されるようにするのがおすすめです。
また、文字と文字の間隔(字間)や、行と行の間隔(行間)にもゆとりを持たせることが重要です。


行間が詰まっていると、次の行に移る際に視線が迷いやすくなるため、1.6倍〜1.8倍程度の広めの行間を確保しましょう。
コントラストを意識して配色されている
「おしゃれな淡いグレーの文字」は、高齢者にとっては背景に溶け込んでしまい、存在しないも同然に見えることがあります。



サイトのデザイン性だけを意識してしまうと、高齢者にとって使いにくいサイトになってしまいます。
加齢により色の明度差を感じにくくなるため、背景と文字のコントラスト比には細心の注意が必要です。WCAG(ウェブアクセシビリティ・ガイドライン)でも推奨されている通り、コントラスト比は最低でも4.5:1以上(理想は7:1以上)を確保しましょう。


例えば黒地に白、あるいは白地に黒といった、パッと見て境界がわかる配色が最も安全です。
また、色だけで「重要」や「クリック可能」を伝えない工夫も必要です。
例えば、青色の文字がすべてリンクだと思い込んでいるユーザーも多いため、リンクには下線を引く、ボタンには立体感を持たせるといった、色以外の視覚情報も組み合わせることが不可欠です。
アルファベットやカタカナを控える
「アクセスの詳細はこちら」とするよりも「行き方はこちら」とした方が、直感的な理解が進みます。
専門用語・カタカナ英語・省略語は高齢者にとっての認知負荷を高め、離脱の原因となります。


高齢者にとって馴染みのない言葉を使ってしまうと、離脱率が下がってしまうだけでなく、ボタンがクリックされないなどコンバージョン率が下がってしまう傾向があります。
なるべく日本語、かつ理解しやすい単語を選ぶようにしましょう。
クリック範囲を大きく確保している
手先の細かい動きが苦手な高齢者にとって、小さなリンクやボタンを正確にクリックするのは困難な作業です。
「押したつもりなのに反応しない」というストレスは、サイトへの不信感に直結します。
ボタンのサイズ自体を大きくするのはもちろん、その周囲のクリック可能な領域(ヒットエリア)を十分に広げることが重要です。


さらに、ボタンが「押せるものであること」を直感的に伝えるデザインも忘れてはいけません。
平坦に見えるフラットデザインよりも、かすかな影(ドロップシャドウ)やグラデーションを用いた、物理的なボタンに近いデザインの方が、高齢者には圧倒的に分かりやすいのです。


クリックできるということが一瞬で判断できるデザインが大事だといえます。
写真と図解を活用している
長いテキストのかたまりは、それだけで読む意欲を削いでしまいます。
写真・図解・比較表などを適切に配置することで、一目で内容が理解できる構成を目指しましょう。
例えば、介護施設の1日の流れを説明する際、文章だけで綴るよりも、意味を伴うアイコンを組み合わせたフロー図の方が、圧倒的に記憶に残りやすくなります。


ただし、写真・アイコンは単なる飾りではなく、内容を補完するものである必要があります。
不鮮明な写真や、イメージの湧きにくい抽象的な画像は避け、実際のスタッフや施設の雰囲気が伝わる顔の見える画像を選定しましょう。
高齢者が見やすいホームページの具体例3選
次に、高齢者が見やすいホームページの具体例3選を紹介します。
どのようなポイントが高齢者に優しいのか、など具体的に紹介します。
社会福祉法人さつき会


全体的にフォントサイズが大きめに設定されているだけでなく、空間を広めにとることで読者の負担が軽減される工夫がなされています。
また文字情報ばかりでなく、写真・イラストを多用することで理解しやすい構成になっています。



メニューも「ごあいさつ」や「法人案内」や「日々のできごと」など簡単な文字が使われています!
医療法人社団清生会


テキストに頼らず、一目でわかるアイコンを設置しているのが非常にわかりやすいです。
例えばヘッダーメニュを見ると、デイケアにはリハビリをしているアイコン、デイサービスには送迎車のアイコン、整形外科には松葉杖のアイコンが表示されています。



何ができる場所なのかが、瞬時にわかる仕様になっています!


株式会社和が家


ページごとの文字量が少なく、写真を多く活用することで、視覚的にわかりやすいサイトになっています。
またカタカナや英語を使わず、日常的によく使われる単語だけでサイトが構成されているのも良いポイントです。
高齢者向けデザインに関するよくある質問
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