Studioはコード書き出しができない?デメリット4選を解説!

いきなり結論になりますが、Studioはコード書き出しができません。
コード書き出しができないことは、別ツールへの引っ越しが難しい、サイトを独自カスタマイズできないなどのデメリットにもなります。
今回は、コード書き出しができないデメリット4選に加えて、Studioに向いてないサイト3選を紹介していきます。
「Studioにしようか悩んでいる、、、」という方は、Studioでできないこと12選についてぜひ目を通してみてください!

コード書き出しができないデメリット4選
コード書き出しができないデメリットは、下記の4つになります。
それぞれ具体的に説明します。
別ツールに引っ越しするのが大変
コード書き出しできない最大のデメリットは、別ツールへの引っ越しが大変なことです。
例えば、StudioからWordPressに乗り換えたいとなったときにコード書き出しができないと、コンテンツを一つ一つ手動で動かしたり、サイトを0から構築しなければなりません。
逆にコード書き出しができれば多少時間はかかるものの、ボタン1つでデータを摘出して、次のツールにインポートするだけです。

作業工数が桁違いです!
小規模サイトであれば手動の引越し作業でも負担にはならないかもしれませんが、10ページ以上あるサイトだと引越しは骨の折れる作業だといえます。
サービス終了時にサイト終了になる可能性がある
またコード書き出しができないと、サービス終了時のリスクが高まってしまいます。
なぜならサービス終了と同時に、サイトも閉鎖される可能性があるからです。



過去の事例だと「Yahoo!ブログ」が挙げられます。2019年にサービスが終了されたと同時に、運営されていたサイトは閉鎖されました!
サービス終了になったのは、下記あたりが理由だと言われています。
- SNSのブームによる利用者激減
- アフィリエイトに制約があり使いにくい
- Googleのアルゴリズム変更で上位表示されにくくなった
Studioの将来性は期待されていますが、今やChatGPTなど革新とも言えるツールがでてきて先が読めない時代です。もしサービスが傾いた時に、サイトをエクスポートできないのはデメリットになる可能性があるといえるでしょう。
参考:「Yahoo!ブログ」がサービス終了 「ネット上の遺産が消えて悲しい」「黒歴史が消えて安心した」などさまざまな声
サイトの独自カスタマイズができない
コード書き出しができないと、独自のカスタマイズができません。



例えば、SEOの細かい施策を打ったり、ページ表示スピードを上げるために不要なCSSを削除するなど!
SEOに関する対策・ページスピードに関しては、Studioに依存するかたちになってしまいます。
「最低限のSEO対策でいいや!」という方は、そもそもコードをいじる必要もないので、デメリットにはなりえません。問題なのは徹底的にSEO対策を行いたい方です。
例えば、ページスピードのLCP/FCPのスコアが悪いからコードをチューニングするなど。また不要になっているCSS/JSを削除するといったことができません。
普段からコードを触っている方だと、やるせない気持ちになってしまう可能性もあるでしょう。
クライアントに納品ファイルを提出できない
コード書き出しができないということは、クライアントに納品ファイルを提出できません。
Studioに関する理解が浅いクライアントの場合は、必ず納品ファイルを提出できない旨を伝えるようにしましょう。基本的には、「サイト公開=納品」になってしまうことを伝えることが大事です。



事前に伝えておかないと、納品前後でトラブルになってしまうリスクがあります!
なぜなら従来のホームページ制作(HTMLやCSSで作ったサイト)は、サイト公開と共にファイルデータを納品することが一般的だったからです。
また同時に納品ファイルを提出できないことによる、クライアント側のデメリットもしっかり伝えておくようにしましょう。
Studioに向いてないサイトの特徴
次に、Studioに向いてないサイトの特徴を挙げていきます。
それぞれ具体的に説明します。
ボリューム感のある大規模サイト
Studioはボリューム感のある大規模サイトには向いてません。
例えば、10ページ以下のコーポレートサイトなど更新する必要があまりないサイトだと問題ないですが、ブログやコンテンツを頻繁に更新するサイトには不向きといえます。
- ニュースメディア
- SEO対策をメインにしたオウンドメディア
- ポータルサイト
- 大企業などのコーポレートサイトやサービスサイト
なぜならページ数が増えると、サイトの引越し時に手間が掛かってしまうからです。記事数やコンテンツが増える予定の場合は、CMS機能が柔軟であるWordPressの方がおすすめともいえます。
StudioとWordPressで迷っている方は、ぜひ以下の記事をチェックしてみてください。


細かくSEO対策・高速化したいサイト
細かくSEO対策・高速化したいサイトには、Studioは向いていません。
なぜならコード書き出しができず、独自にサイトをカスタマイズできないからです。
例えばですが、SEOに特化させたオウンドメディア、アフィリエイトサイトに関しては若干不利になるといえます。
ただし、上記以外のサイトであれば、基本的にはStudioの標準機能でも問題ありません。



例えば、会社のコーポレートサイトやサービスサイトなど!指名検索で上位表示されるレベルであれば問題なくできます!
まとめると判断軸は「コンテンツSEOをやるのか or やらないのか」です。
記事から集客を行うコンテンツSEOをやる場合は、Studio以外のツールを検討するのがおすすめです。記事を書く気はないという方は、Studioは良い選択肢だといえます。
徹底的にデザインにこだわったサイト
Studioはデザイン性に優れたサイトに向いていますが、例えばアニメーション盛り沢山のブランディングサイトなど徹底的にこだわったサイトには向いていません。
簡潔にいうと、激しい動きのあるサイトは苦手です。
ですがStudioは数あるノーコードの中でもデザイン性に優れており、プロ級の現代風サイトを作ることが可能です。どのくらいのレベル感のサイトを作れるのか、気になる方はぜひ以下の記事をチェックしてみてください。


ただし、デザイン性に優れたサイトを自作するのは難しいです。もし本格的なサイトを作りたい場合は、サイト制作だけ外注するのも1つの選択肢です。
Studioのサイト制作代行はどれくらい費用がかかるのか、知りたい方はぜひ以下の記事をご覧ください。


まとめ
Studioはコード書き出しができないため、頻繁に更新するサイト、本格的にSEO対策したいサイトには向いていません。
どちらかといえば、企業のコーポレートサイト・サービスサイトのように一度作れば、大きく変更しないサイトに向いています。



ページを追加するイメージではなく、既存ページをアップデートしていくようなサイト!
サイト制作においてツール選びは1番重要だといっても過言ではありません。「どのツールにしようか迷っている、、、」という方に向けて、無料相談も行っているのでぜひお気軽にお問い合わせください。
またおすすめのホームページ制作ツールに関しては、以下の記事にまとめています。興味のある方はぜひご覧ください。

