Studioで作ったサイトを多言語対応する方法

Studioでサイトを運用していると、「英語対応したい」「海外ユーザーにも見てもらいたい」と考える場面が必ず訪れます。

しかし、多言語サイトの仕組みや言語切り替えボタンの実装方法、SEOの影響まで考えると、何から手をつければいいのか分からず手が止まってしまう人も多いのではないでしょうか。

実は、Studioはノーコードながら多言語化の自由度が高く、手動翻訳から自動翻訳サービスの活用、Weglotのような外部ツールまで、目的に合わせたベストな構成を選ぶことができます。

Kaji

費用を抑えたいなら手動翻訳、予算があるならWeglotのような外部ツールというように!

この記事では、Studioで多言語対応サイトを作りたい方に向けて、どのような形でサイトを多言語化するべきなのか、またどのような翻訳ツールを使うべきなのか具体的に説明します。

「Studioの使い方がまだイマイチわかっていない、、、」という方は、以下のマニュアルも参考にしてみてください。

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目次

Studioで多言語対応サイトは作れるのか

結論から言うと、Studioで多言語対応サイトを作ることは可能です。

ただし、Studioには多言語翻訳機能がデフォルトで備わっているわけではないため、手作業で設定するべき項目も多くあります。

Kaji

言語ごとのSEO設定、URL構造・リンクの管理など、Studioではすべて手動で行わなければなりません!

そのため、どのくらい多言語対応するのかの度合いによって、Studioで実現できるのか・できないのかが大きく影響してきます。

下記にて詳しく説明します。

3〜4言語程度までであれば問題なく作れる

個人的な見解ですが、Studioでの多言語対応サイトは3〜4言語までであれば問題なく作れます。

なぜならStudioは自動翻訳機能がなく、「自動翻訳機能がない=全て手動管理」になるからです。手動管理になると、下記のようなデメリットが発生します。

自動翻訳機能が備わっていないデメリット
  • ページ複製が言語数だけ増えるため、ページ数が指数的に膨らむ
  • 全言語ページへ同じ修正を反映しなければならず運用コストが高騰する
  • ページが増えればヒューマンエラー(リンク漏れ・翻訳漏れ・レイアウト崩れ)が起こりやすい

例えば10ページサイトを4言語にすると実質40ページを管理する必要があり、構造変更・デザイン修正・リンク調整の負荷が一気に増えます。また言語が増えるほどチェック項目が急増し、品質管理が難しくなります。

これらの理由から、Studioでの多言語運用は3〜4言語まであたりがおすすめです。

Kaji

大規模サイトを作りたい場合は、手動管理のコストが高くなります!20ページ以上のサイトは、なるべく自動翻訳で対応するのがおすすめです!

5言語以上希望なら別サービスがおすすめ

5言語以上の多言語翻訳を希望であれば、「WordPress」や「Webflow」など翻訳機能が標準装備されているサービスがおすすめです。

Kaji

ECサイト希望であれば、「Shopify」も翻訳機能が標準装備されているのでおすすめです。

なぜなら多言語対応機能がデフォルトで装備されていれば、言語を増やしても構造の管理・翻訳の更新・ナビゲーション切り替えなどが一元管理でき、運用の負荷が大幅に軽減されるためです。

言語が増えれば増えるほど、Studioであれば修正する箇所が増え、コストが膨らんでいきます。

Web制作会社に修正依頼をする場合も、【1言語あたりの修正費×言語数】になってしまい割高になってしまいます。

そのため、5言語以上の翻訳を希望している場合は、別サービスを使うことをおすすめします。

Studioで多言語対応サイトを作成する方法

Studioで多言語対応サイトを作成する方法は、下記の3つになります。

それぞれ具体的に説明します。

同一プロジェクト内で言語別にページを作成する

1つ目は、同一プロジェクト内で言語別にページを作成する方法です。

メリットデメリット
サイト管理がしやすい
プロジェクト1つで制作できるので維持費が安い
言語が増えるごとに、ページ数が増えていく

例えば、「トップページ・料金プラン・お問い合わせ」といった3ページのサイトを制作した場合、同一プロジェクト内で英語→韓国語→中国語のように翻訳していきます。

ちなみに同一プロジェクト内で階層化を行うやり方は、以下の記事で見れます。

言語別にプロジェクトを分けてサブドメインで公開する

2つ目は、言語別にプロジェクトを分けてサブドメインで公開するです。

1つ目のプロジェクトは日本語版サイト、2つ目のプロジェクトは韓国語版サイト、3つ目のプロジェクトは中国語サイトのように分けるやり方です。

メリットデメリット
サイト管理がわかりやすい
他プロジェクトから独立しているので、自由度が上がりやすい
言語を検索エンジンに伝えられるので、SEO的に有利になりやすい
複数のプロジェクトを管理しないといけない
プロジェクトの数だけ、Studioの利用料金が発生する
SEO評価やアクセス解析はそれぞれ個別で対応しなければならない

プロジェクトの数だけ利用料金がかかってしまうのは、あまり得策とはいえません。

例えば、日本語・英語・韓国・中国語の4か国語対応にしている場合、それぞれPersonalプランだと「月1,190円×4サイト」になり、毎月4,000円以上の維持費が必要になってしまいます。

Kaji

他サービスを使えば、より安く多言語翻訳できる可能性が高いです!

そのため、基本的にStudioで多言語対応する場合だと、「同一プロジェクト内で言語別にページを作成する」がおすすめだといえます。

この後、サブディレクトリという単語が出てくるため、「サブドメイン」と「サブディレクトリ」の違いについても簡単に触れておきます。

サブドメインは本ドメインを持っていれば、基本的に無料で発行することができます。

例えば、「 terace.jp」というドメインを保持していれば、「food.terace.jp」や「book.terace.jp」のようなドメインも無料で使用できます。

もしサブドメインにStudioで作ったサイトを載せたい場合は、以下の記事を参考にしてみてください。

言語別にプロジェクトを分けてサブディレクトリで公開する

StudioのBusiness Plus以上のプランに契約しないと、サブディレクトリでの公開はできませんので注意しましょう。

3つ目は、言語別にプロジェクトを分けてサブディレクトリで公開するです。

サブディレクトリで公開すれば、本ドメインのドメインパワーを引き継げたりSEO評価やアクセス解析を一元管理できるなどのメリットがあります。

しかし、StudioではBusiness Plus以上のプランに契約していなければ、サブディレクトリにプロジェクトを配置することができません。Studioの料金プランについて詳しく知りたい方は、ぜひ以下の記事をご覧ください。

Business Plus以上のプランに契約するのは、中規模〜大規模サイトがほとんどです。初めてサイトを運営する方、個人事業主〜零細企業はほとんどのケースで「無料プラン」や「Personal」あたりを選ぶことになります。

もし個人事業主〜零細企業で多言語翻訳を希望するなら、サブディレクトリでの公開は諦める、もしくはWordPressなどの他サービスでサイトを作成することを検討しましょう。

Kaji

サブディレクトリで公開できないのは、Studioのツールの仕様上であるためです!

Studioで多言語対応サイトを制作する手順

Studioで多言語対応サイトを作成する手順については、KKI DESIGN様がわかりやすく解説してくれています。

実際に多言語対応サイトを作成したい方は、ぜひ以下の記事をご覧ください。

サイトを多言語対応にするときに使う翻訳ツール

サイトを多言語化するときに、よく使われるツールは下記の3つです。

それぞれ具体的に説明します。

Google翻訳(自動翻訳ツール)

Google翻訳は、対応言語が多く、かつ無料で使えるのが強みです。

メリットデメリット
完全無料で使える
自動翻訳ツールの中では対応言語が最も多い
不自然な文章になりやすい
ビジネス文章には向いてない
そのままサイト公開するのはリスク有り、ネイティブチェックは必須

この後紹介する翻訳ツールと比較すると、翻訳精度という点では劣ります。

とりあえず多言語対応サイトにしたい方、予算がまったくない方はGoogle翻訳で多言語化するのがおすすめです。

DeepL翻訳(自動翻訳ツール)

DeepL翻訳は、翻訳品質が高いと定評があるサービスです。

メリットデメリット
翻訳精度が高い(特に英語)
文章の「自然さ」は最も優れている
専門性が必要な文章でも崩れにくい

料金が安い(無料でも結構使える)
対応言語数が限られている
無料版だと文字数に制限あり

先ほど紹介したGoogle翻訳よりもビジネス用語にも強いため、サイトを多言語化したい場合はなるべくDeepL翻訳を使うのがおすすめです。

また無料プランと有料プランがあり、無料プランは5,000字の文字制限があります。ただし、ホームページ上のテキストで5,000文字連なっている箇所は基本的にありません。

そのため、数百文字ずつ翻訳すれば問題なく使えるといえます。

Kaji

翻訳コストを抑えたいなら、「DeepL翻訳&ネイティブチェック」が一番おすすめです!

Weglot(多言語化プラットフォーム)

Weglotはコードを埋め込むだけで、多言語に翻訳できるツールです。

メリットデメリット
コードを埋め込むだけで多言語化完了
人力で修正も可能
hreflangタグも自動生成
各言語URLの自動生成
月額費用がかかる(PVと翻訳言語数による)
Studioの有料プラン契約は必須

Weglotを使えば翻訳を自動で行ってくれるため、時間的コストを大幅に削減できます。

またSEO的な観点でも、「hreflangタグ」を生成してくれるため、海外でもSEOで戦うことが可能です。

Kaji

hreflangタグは多言語サイトには必須級です!

ただし、Weglotを導入するにはカスタムコードが必要なので、Studioの有料プランに必ず契約しなければなりません。無料プランだとWeglotは導入できないので注意しましょう。

多言語対応に関するよくある質問

サイトを多言語対応すれば、海外から集客が望めますか?

多言語対応したからといって、集客が望めるという訳ではありません。

なぜなら翻訳しても検索エンジンが正しく「英語版のサイトだな」や「韓国語版のサイトだな」と判断しないと、検索エンジンからの集客は期待できないからです。

もしStudioで作ったサイトを本格的に多言語対応したいなら、hreflangタグを正しい構造で入れることが大切になります。hreflangタグはデフォルトでは挿入されない仕様になっているため、カスタムコードを用いてhreflangタグを埋め込むようにしましょう。

Studioのカスタムコードの使い方に関しては、以下の記事にまとめています。

Studioの編集エディタで言語設定する部分がありますが、これはどのような意味がありますか?

翻訳ツールやスクリーンリーダーがサイト上の言語を正確に識別できるようになります。

その結果、正確な翻訳の提供や適切な言語での読み上げが可能になります。

以下については、効果がないため注意しましょう。

  • 検索エンジンの順位
  • ページの自動翻訳

あくまで検索エンジンによる誤認識を防いだり、アクセシビリティ向上の効果になります。

SEO効果を最大限まで高めたいなら、「hreflangタグ」や「URL構造(/en /kr /zh)」などに力を入れるのがおすすめです。

Studioでのサイト制作は「Terace」にお任せ!

Kaji

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この記事の執筆者

同志社大学を卒業後、新卒でレバレジーズ株式会社に入社。現在はメディア責任者をやりながら、Terace(テラス)のフロントエンドエンジニアとして活動しています。企業と提携してSEOコンサルなどもやっています。SEO検定1級保有

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