【2025年】Studioでできないこと15選を徹底解説!

Studioは、国内で1番注目されているノーコードツールと言っても過言ではありません。
「みんな使ってるし、私もStudioにしようかな〜」と悩んでいる方も多いはずです。ですが安易な理由でツールを選んでしまうと、サイト制作は間違いなく失敗します。
失敗するは言い過ぎましたが、Studioにも得意・不得意があります。なので、あなたが作りたいサイトとStudioの相性が良いのかは必ず調べなければなりません。
そこで今回は、Studioでできないこと15選を紹介します。ぜひ参考にしてみてください!
Studioで最初に選ぶべき料金プランは、以下の記事にまとめています。「Studioで決まり!」という方は、ぜひ併せてご覧ください。

Studioでできないこと15選
国内で勢いのあるStudioですが、できないことも数多くあります。
それぞれ具体的に説明します。
ECサイトを構築できない
Studioはカート機能や決済機能がないので、ECサイトを制作できません。
決済ツールの「Stripe」を活用することで、無理やりECサイトっぽく作ることはできますが、個人的にはおすすめしていません。
ECサイトを作りたいなら、EC専門ツールである「Shopify」や「BASE」を活用する方が、より本格的なサイトを作れます。

「餅は餅屋」という言葉があるように、サイトの種類によってツールを使い分けるべきです!
Studioで既に作ったサイトにEC機能を追加したいという方は、以下の記事をチェックしてみてください。「Stripe」や「BASE」を併用することで、ECサイトっぽく仕上げる方法をまとめています。


スマホやタブレットでは編集できない
Studioはスマホやタブレットで編集できないので、いじるにはパソコンが必要です。
不便なのは「すぐにサイト更新したい!」という場合です。出先だとカフェなどパソコンが触れる場所に行って、わざわざパソコンを開かなければなりません。
またパソコンを持っていない場合は、わざわざホームページ制作のためにパソコンを購入しなければなりません。



サイト制作・管理ともに外注する場合は、パソコンを購入する必要はありません!
会員登録やログイン機能がつけられない
Studioは、特定ユーザーだけがログインできる「会員制サイト」が作れません。
サイト全体にパスワード保護をかけることはできますが、それぞれにユーザーIDやパスワードを発行することはできません。



パスワードで保護されたWebサイトが見れるだけ!
例えば、各ユーザーごとにマイページが備わっていたり、会員限定で見れるコンテンツを用意するなどはできません。
ログイン機能を持たせた会員制サイトを作りたいなら、多機能なWordPressなどのツールを使うべきといえます。
パンくずリストを自動生成できない
Studioではパンくずリストを自動生成することができず、基本的に手動でパンくずリストを作らなければなりません。
「パンくずリストって何?」という方に向けて、動画を載せておきます。



パンくずリストは「いま自分がサイトのどこにいるか」を示してくれる道しるべのようなものです!
パンくずリストを設置すれば、ユーザーが迷子になりにくく、回遊率アップ・離脱率の低下にも繋がるのでSEO的にもプラス評価が働きやすくなります。
本格的にSEO対策をやりたい方は、以下の記事を参考にしてパンくずリストを自作してみてください!


ページネーションが作れない
下記のようなページネーションをStudioでは実装できません。


代わりに「もっと見る」のボタンが設置されますが、どんどんと下に記事が追加表示されていく仕様なので、記事数が多い場合は古い記事まで辿り着かないケースが出てきます。
ページネーションは操作性が上がり、情報にアクセスしやすいメリットがあります。
ブログ記事を大量に書く予定、大規模サイトを予定している場合は、情報が埋もれやすくなってしまうのであまりStudioはおすすめできません。
自動返信メールが標準装備されていない
Studioは自動返信メールが標準装備されていません。



お問い合わせがきたら、手動で返信しなければなりません。
自動返信メールを送れないことのデメリットは、お客様を不安にさせてしまう可能性が高いということです。
例えば自動返信メールがあれば、お客様は問い合わせた直後に「〇〇様お問い合わせありがとうございます!」といった内容のメールが届くので、お問い合わせできたことをすぐに確信できて安心しますよね。
ですが自動返信メールがないと、「これ届いてるのかな〜」とお客様を不安にさせてしまいます。
もしStudioで自動返信メールを導入したいなら、外部サービスのZapierと連携しましょう。



自動返信メールが月100件以上だと、Studioの料金プランとは別途でZapierの利用料がかかるので注意しましょう!
Zapierを使用した自動返信メールの実装方法に関しては、以下の記事で詳しく解説しています。


サブディレクトリにStudioが導入できない
Studioはサブディレクトリに導入することができません。
「サブディレクトリって何?」という方は、以下の画像をご覧ください。


例えば「https://〇〇.com」というドメインを保有していて、「https://〇〇.com/blog」というサブディレクトリ上にサイトを載せたいとなってもできません。
サブディレクトリ上に載せたいなら、有料プランとは別でカスタムプロキシに契約しなければなりません。



カスタムプロキシは月額39,800円もかかるので注意しよう!
参考:Studioサイトのサブディレクトリで別サーバーでホストしているサイトの公開はできますか?
一方で「https://blog.〇〇.com」といったサブドメインにサイトを載せることは可能です。具体的なやり方について知りたい方は、以下の記事をご覧ください。


動画をアップロードできない
Studioは動画ファイルを直接アップロードできません。
自分で撮った動画をサイトに使いたい場合は、下記のような手順を踏む必要があります。
- サイト内に使いたい動画を撮影する
- 動画を「YouTube」や「Vimeo」の外部サービスにアップロードする
- 動画URLをStudioに埋め込む
毎回、②の手順を踏まなければならないので手間がかかってしまいます。
一度きりならまだしも、動画を多用するサイトであれば少し面倒になってしまうかもしれません。



YouTubeは無料でアップロードできますが、Vimeoは綺麗に埋め込むためには有料プランに移行する必要があります!
Studioで動画を埋め込む方法については、以下の記事でまとめています。


高度なフォーム機能は作れない
Studioは高度なフォーム機能(お問い合わせフォーム)が使えません。
例えば、以下のようなシンプルなフォーム機能は可能です。


実装不可なのは、下記のようなフォームになります。
・多段階フォーム(ステップ形式)
・計算機能(見積もりフォームなど)
・フォームの条件分岐
・日付選択カレンダーの追加
今後、新たな機能として発表される可能性もありますが、現在のところは簡易的なフォーム機能のみです。
凝ったフォームを使いたいなら、別のツールを検討するようにしましょう。


ただ、カスタムコードを使えば、Studioでも多機能フォームを作成することができます。日付選択カレンダーの実装については、ぜひ以下の記事を参考にしてみてください!


細かいSEO対策ができない
Studioは基本的なSEO対策はできますが、細かいSEO対策ができません。
項目 | 設定できるのか |
---|---|
タイトルタグ | |
メタディスクリプション | |
OGP設定 | |
画像のAltタグ | |
パンくずリスト | Googleが認識しやすい形で作れない |
構造化データ | 細かくカスタマイズできない リッチスニペットに表示が難しい |
サイトマップ | 自動生成で編集不可 |
robots.txtの編集 | 設定できない(Studioに依存) |
重要なタイトルタグ・メタディスクリプションは設定できるので、基本的なSEO対策のみを実装したい場合は問題ありません。
しかし、本格的なSEO対策が必要なサイトにはおすすめできません。



例えば、ブログやコラムを書いて集客を狙うサイト、SEO重視のアフィリエイトサイトなど!
一般的なコーポレートサイト・サービスサイトであれば、基本的なSEO対策のみで事足りるケースも多いのであまり心配はいらないでしょう。
Studioでできる最善のSEO対策に関しては、以下の記事にまとめています。ぜひ参考にしてみてください!


複雑なアニメーションは実装できない
Studioはノーコードなので仕方ないですが、複雑なアニメーションを実装できません。



例を挙げるなら、3Dアニメーションなど!
ですが一般的なサイトで使われている「スクロールアニメーション」や「ホバーアニメーション」は問題なく設定できます。なので個人事業主や中小企業が作るサイトでは、あまり不便に感じないはずです。
もしアニメーションが活発なサイトを作りたいなら、ノーコードでも比較的リッチなアニメーションを作れる「Webflow」あたりを検討してみてください!


Studioでどうにかアニメーションを実装したいという方は、Studioのカスタムコードを利用してみてください。ただし、有料プランでないと使えないので注意が必要です。
カスタムコードはHTMLやCSSやjavascriptを入力することで、サイトをより高機能に、デザインを細かく調整することができます。
コードが打てるという方は、ぜひ一度お試しください。


記事の人気ランキングを表示できない
Studioでは記事の人気ランキングを表示することができないため、オウンドメディアを運用する場合には気をつけなければなりません。
人気記事の抽出機能などがあれば、すべて自動でランキングにしてくれます。ですがStudioだと人気記事を自分で調べて、手動でランキング形式に設定しなければなりません。



ただし、特定の記事を固定表示することは可能です!
例えば、「東京の美味しい天ぷらや10選|駅から5分圏のお店を厳選!」という記事を見てほしいというニーズがあれば、その記事をおすすめ記事として推すことは可能です。
外部フォントは使えない
Studioでは外部フォントが使えなくなっているため、Studio上で提供されているフォントしか使えません。
ですが「Google Fonts」と「TypeSquare(モリサワ)」には対応しているため、基本的にフォント選びには困らないはずです。



人気のNoto Sans JP、Montserrat、Roboto、Interなどフォントも使えるので、個人的には外部フォントの重要性を感じていません!
どのようなフォントを使えばいいのかわからないという方は、「Studioフォントランキング2024 《総合Top5・ベンダー別Top10》」をぜひ参考にしてみてください。
全フォントの人気ランキング、Google Fontsの人気ランキングなど、それぞれ詳しくまとめられているのでフォントで迷う心配もなくなるはずです。
コードを出力できない
Studioにはコード出力の機能がないため、下記のようなデメリットがあります。
- サイト引越しの負担が大きくなる
- サービス終了時にサイト閉鎖になる可能性がある
- コードをいじって独自カスタマイズができない
例えば、Studioより良いノーコードツールが出てきた時に、考えられるのがサイトの引越しです。中身は変えずに、ツールだけ引越ししようということも考えられます。
しかし、Studioにはコード出力機能がないため、ツールを変えた場合はまた0からサイトを構築しなければなりません。



コード出力機能があれば、次のツールでコードをインポートするだけで前のサイトを再現することができます。
またコードをいじって独自カスタマイズすることができませんので、普段からコーディングを行っている方からすると「痒いところに手が届かない」といった印象を受けるかもしれません。
コード出力ができないデメリットについてより詳しく知りたい方は、ぜひ以下の記事を参考にしてみてください!


Basic認証ができない
Studioは、ページにアクセス制限を持たせるBasic認証が設定できません。
Basic認証は、例えば下記のようなケースで活躍します。
- 社内だけで使うサイト
- 開発中のホームページ(他人に見られるとマズイ)
- 重要な情報が含まれるファイルを公開したくない場合
WordPressなどのツールを使えば、ページごとにBasic認証をかけて、ある特定のページだけ閲覧できないという状況を作れます。
しかし、StudioではBasic認証が使えないため、URLさえ知っていれば誰でもアクセスできる状態になってしまいます。
もし隠したいページがあるなら、ページを非公開にするもしくはサイト全体にパスワードをかけるようにしましょう。



Studioはサイト全体にパスワードをかけることは可能です!
またページごとに非公開にする方法については、以下の記事で詳しく説明しています。


コメント欄を作れない
WordPressなどのCMSを使用していると、ブログ記事にコメント欄が標準装備されています。
下記は、弊社が運営しているブログのコメント欄です。「コメント・名前・メール」を入力することで、ブログに対して意見・感想を述べることができます。





コメント欄を通して、読者との交流・コミュニケーションが取れます!
しかし、Studioではコメント欄を作る機能がありません。読者との交流・コミュニケーションは制限されるので注意しましょう。
Studioの無料プランでできないこと
これまでStudioのできないこと15選について紹介してきました。



無料プラン・有料プランに限らず、Studioで実装できない機能についてでした!
次に、Studioの無料プランだとできないこと4選について紹介します。
- 独自ドメインでサイトを公開できない
- Studioのバナー広告を削除できない
- 外部サービスと連携できない(Googleアナリティクスやサーチコンソールなど)
- サイト全体をパスワード保護できない
「制限が多いな〜」と思われたかもしれませんが、他のノーコードと比べればStudioの無料プランは良心的です。
例えば、無料プランでもお問い合わせフォームが使えたり、ページ数は50ページまで可能だったり、CMS機能も使えるのでニュースやブログ記事の更新さえできます。
Studioの無料プランについて詳しく知りたい方は、以下の記事をぜひご覧ください。


Studioに向いてないサイトの特徴
Studioはデザイン性の優れたサイトを作れますが、その一方でできないことも数多くあります。
つまり、Studioに向いているサイトもあれば、Studioに向いてないサイトもあるということです。
例えば多機能なサイトを作りたいのに、誤ってStudioを選んでしまうと後々にツール乗り換えをしなければならなくなります。
サイトの引越し代がかかるだけでなく、時間的なコストも無駄に発生してしまいます。
なので、「作りたいサイトとStudioの相性が良いのか」については事前にしっかりリサーチしておくべきです。
そこでStudioに向いてないサイトの特徴を3つ挙げておきます。
それぞれ具体的に説明します。
高度なSEO対策が必要なサイト
Studioでできないこと集でも紹介したとおり、SEOに関するできないことが多くあります。
- パンくずリストを自動生成できない
- サブディレクトリにStudioが導入できない
- 記事の人気ランキングを表示できない
- 構造化データを細かくカスタマイズできない
- 表示速度改善の打ち手がほとんどない
タイトル・メタディスクリプションの設定、見出しタグやHTMLタグの最適化など、基本的なSEO対策はもちろんStudioでも可能です。
問題なのは、「80点から100点に持っていくSEO」の部分です。例えば、競合が強いジャンル、ライバル社が多いジャンルだと、100点まで持っていけないことによる弊害は大きくなります。
もし本格的にSEO対策したいなら、「WordPress」や「Next.js(Reactベースのフレームワーク)+ Headless CMS」などを活用して、自由度の高いツールを選ぶべきです。
多機能なサイト(ECサイト・会員制サイトなど)
Studioはシンプルな機能のみのサイトに向いてますが、EC機能や会員機能などの多機能なサイトには向いていません。



会社のコーポレートサイトなど情報をまとめるサイトは得意ですが、Webアプリ的な側面を持つサイトは向いていません!
なぜならJavaScriptの自由な記述ができず、バックエンドとの連携や動的な処理に制限があるためです。また外部APIとの自由な連携ができないことも、機能を自由に追加できない原因にもなっています。
どのようなサイトが実現不可なのかイメージしにくい方もいると思うので、苦手なサイトを複数挙げておきます。
- オンライン学習サービス
- マイページ付きのWebサービス
- レビュー投稿サイト
- チャット機能付きサイト
- 商品購入・決済機能付きのECサイト
- 予約サイト
もし上記のような機能を付けたサイトを作りたい場合は、Studio以外のツールを使うべきといえるでしょう。
複雑なデータベース構造を必要とするサイト
StudioはCMS機能がシンプルであるため、複雑なデータベース構造を必要とするサイトには向いていません。
例えば、「求人サイト」や「不動産検索サイト」などです。
なぜならStudioのCMSは単一条件のフィルタや並び替え程度しかできず、「沿線+駅+賃料」「業種+エリア+条件」などの複合条件検索には非対応だからです。
複数条件でフィルタを掛けられるサイトを作りたい場合は、「WordPress」や「Next.js(Reactベースのフレームワーク)+ Headless CMS」などのツールや構成を検討するのがおすすめです。
STUDIOに関するよくある質問
最後に、Studioに関するよくある質問に答えていきます。
Studioのサイト制作は「Terace」にお任せ!
当メディアを運営する私達は、Studioの制作代行サービス「ラク子」を運営しています。



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