Studioで複数サイトを運営する方法3選|各メリットを解説!

Studioで複数サイトを運用する方法は、「本ドメイン・サブドメイン・サブディレクトリ」の3つの公開方法があります。
例えば、「company.com」の本ドメインにコーポレートサイト、「recruit.company.com」のサブドメインに採用サイトを設置することも可能です。
ただし、Studioで複数サイトを運用するときは注意が必要です。
なぜなら運営方法によって、SEO評価を活かせたり、月額の利用料金をなるべく安くできたりなどメリット・デメリットが異なってくるからです。
そこで今回は、Studioで複数サイトを運用する方法3選について紹介します。
またStudioで独自ドメインを利用するには、Studioの有料プランに契約する必要があります。
Studioの料金プランについて詳しく知りたい方は、ぜひ以下の記事をご覧ください。

Studioで複数サイトを運用する方法
Studioで複数サイトを運用する方法は、下記の3つになります。
それぞれ具体的に説明します。
独自ドメインを取得して運用
独自ドメインを取得して運用するイメージは、下記のとおりです。

例えば、「food.com」という飲食店サイト用のドメイン、「book.com」という本屋サイト用のドメインの合計2個のドメインを取得してサイトを運用する方法です。
この場合、費用は「独自ドメイン代」と「Studioの利用料金」がかかってきます。
費用 | 補足 | |
---|---|---|
独自ドメイン代 | 年間で1,000円〜5,000円ほど | 「.com」だと年間1,000円〜2,000円ほど |
Studioの利用料金 | 月額590円〜12,900円ほど | Personalプラン(年払い)だと月額1,190円 |
独自ドメインを2つ取得して複数サイトを運用する方法は、下記に当てはまる場合におすすめです。
- まったく別ジャンルのサイトを運用する時
- ブランディングを完全に分けて運用したい時
- 新たにブランドを立ち上げる時
例えば、テスト株式会社で飲食事業と不動産事業を始めたい場合、まったく異なるジャンルなのでそれぞれドメインを取得するのがおすすめです。
また同ジャンルだとしてもブランド名が異なる場合は、ドメインを分けるのがおすすめです。アパレルブランドの「sun」と「moon」というブランドを立ち上げる時は、「sun.jp」と「moon.jp」の2つドメインを取得するなど。
また異なる独自ドメインを取得して運用すれば、ドメイン名が短くなるので見栄え的にも良くなります。

このあと説明する、サブドメインやサブディレクトリではURLが冗長になりがちです!
サブドメインを取得して運用
サブドメインを取得して運用するイメージは、下記のとおりです。


基本的に独自ドメインを所有していれば、サブドメインは無料で発行することができます。



サブドメインとは、「〇〇.company.com」というように本ドメインの前に〇〇が付くドメインを指します!
例えば「company.com」という独自ドメインを持っているなら、「food.company.com」や「book.company.com」というサブドメインは無料で使えます。
飲食店サイト用のサブドメインである「food.company.com」、本屋サイト用のサブドメインである「book.company.com」の合計2個のドメインを取得してサイトを運用する方法が、サブドメインでの運用方法になります。
この場合、費用は「Studioの利用料金」のみとなります。
費用 | 補足 | |
---|---|---|
独自ドメイン代 | 無料 | 「food.company.com」は取得費・維持費がかからない |
Studioの利用料金 | 月額590円〜12,900円ほど | Personalプラン(年払い)だと月額1,190円 |
サブドメインを取得して複数サイトを運用する方法は、下記に当てはまる場合におすすめです。
- 既存サイトのドメインパワーを有効活用したい時
- 費用をとにかく抑えて複数サイトを作りたい時
- 採用サイトを作りたい時
- イベントなどの特設サイトを作りたい時
- 自社のオウンドメディアを作りたい時
サブディレクトリほどではないですが、サブドメインも本ドメインのドメインパワーを引き継ぐことができるため、いきなり有利な状況からサイト運営できます。
また「food.company.com」のように本ドメインを踏襲できるので、ブランドを統一することができます。なので採用サイト・特設サイト・オウンドメディアなど、サイトを拡張したい時にサブドメインはよく利用されます。
Studioで作ったサイトをサブドメインで公開する方法は、以下の記事で詳しく説明しています。


サブディレクトリを取得して運用
サブディレクトリを取得して運用するイメージは、下記のとおりです。


サブドメインと同様、サブディレクトリも無料で発行できます。



サブディレクトリとは、「company.com/〇〇」というように本ドメインの後に〇〇が付くドメインを指します!
例えば「company.com」という独自ドメインを持っているなら、「company.com/food」や「company.com/book」というサブディレクトリが無料で使えます。
飲食店サイト用のサブディレクトリである「company.com/food」、本屋サイト用のサブドメインである「company.com/book」の合計2個のディレクトリを取得してサイトを運用する方法が、サブディレクトリでの運用方法になります。
この場合、費用は「Studioの利用料金(Business Plus以上)」と「カスタムプロキシの利用料」がかかります。
費用 | 補足 | |
---|---|---|
独自ドメイン代 | 無料 | 「company.com/food」は取得費・維持費がかからない |
Studioの利用料金 | 月額9980円〜 | Business Plusプラン(年払い)だと月額9,980円 |
カスタムプロキシの利用料 | 月額39,800円 |
つまり、最低でも49,780円〜/月のコストが掛かってしまいます。
本ドメインのドメインパワーを最大限利用できるため、SEO的に1番有利なのはサブディレクトリといえます。本体サイトのSEO評価を引き継いで、コンテンツSEOなどで本格的にWeb集客をしていきたいという場合は、検討するようにしましょう。



個人事業主や零細企業などは、基本的に本ドメイン・サブドメインでの運用がおすすめです!
【比較表あり】Studioで複数サイトを運用するときの費用
複数サイトを運用する方法は「本ドメイン・サブドメイン・サブディレクトリ」の3つがありました。
1番気になってくるのが費用だと思いますので、比較しやすいように表でまとめてみました。
本ドメイン | サブドメイン | サブディレクトリ | |
---|---|---|---|
ドメイン代 | 1,000円〜5,000円/年 | 0円 | 0円 |
Studioの利用料金 | 590円〜12,900円/月 | 590円〜12,900円/月 | 9980円〜/月 |
カスタムプロキシ | 必要なし | 必要なし | 39,800円/月 |
合計金額 | 670円〜13,320円/月 | 590円〜12,900円/月 | 49,780円〜/月 |
とにかく費用を抑えたい場合は、サブドメインでの運用がおすすめです。
ですが本ドメインとサブドメインは月額換算すると、ほとんど負担額は変わりません。なのでSEO的な観点、ブランディングなどの観点からどちらを選ぶのか選択するべきといえます。
例えば、既存サイトのドメインパワーを活かしたいならサブドメイン、まったく別ジャンルのサイトを立ち上げるなら本ドメインを選ぶなど。
どの方法で複数サイトを運営するのかは安易に決めず、しっかり検討してから決めるようにしましょう。
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