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介護タクシーの集客方法7選!安定予約を生む仕組みとは

介護タクシーを開業したのに、電話が鳴らない。 ケアマネジャー(介護支援専門員)に挨拶に回っても、名刺を渡して終わるだけ。

開業前は需要があると聞いていたのに、実際に始めてみると予約はゼロに近い。 そんな状況に焦りを感じている事業者は少なくありません。

この記事では、介護タクシーの集客が難しい理由を整理したうえで、開業直後から取り組める集客方法7選を紹介します。 オフラインの営業からWeb活用まで、優先順位を付けて解説するので、今日から動き出せます。

目次

介護タクシーの集客が難しい3つの理由

介護タクシーは需要があるのに集客できない。 その原因は、事業者の努力不足ではなく業界構造にあります。

集客がうまくいかない理由を3つに分解して見ていきます。

それぞれ具体的に説明します。

ケアマネ経由の紹介だけでは安定しない

介護タクシーの集客で最初に思い浮かぶのは、ケアマネジャーへの営業です。 居宅介護支援事業所(ケアマネが所属する事業所)を回り、利用者を紹介してもらう方法は確かに有効です。

しかし、ケアマネ1人が担当する利用者は約35名。 そのうち介護タクシーを必要とする人はごく一部です。

さらに、ケアマネは複数の介護タクシー事業者と付き合いがあります。 1社だけに紹介を集中させることはまずありません。

ぺんすけ

つまり、ケアマネ営業だけに頼ると、月に数件の紹介で頭打ちになります。 安定した売上を作るには、ケアマネ以外のルートが必要です。

キャリアアドバイザー時代、ケアマネジャーが利用者の通院手段を探す場面を何度も見てきました。 しかし、ケアマネが特定の事業者を積極的に推薦することはほぼありません。 本業はケアプラン作成であり、介護タクシーの手配は頼まれたら知っている事業者を伝える程度です。

つまり、ケアマネの記憶に残る事業者になれるかどうかが勝負であり、紹介件数を増やすのは構造的に難しいのです。

利用者の家族がネットで業者を選ぶ時代になった

介護タクシーの利用を決めるのは、利用者本人だけではありません。 多くの場合、家族が「どの事業者にお願いするか」を検索して決めています。

総務省の「情報通信白書」によると、60代のインターネット利用率は86.8%を超えています(出典:総務省 令和5年版情報通信白書)。 70代でも65%以上がネットを利用しています。

つまり、利用者の家族はスマートフォンで「地域名+介護タクシー」と検索し、出てきた事業者を比較しています。 ここで自社の情報が出てこなければ、選択肢にすら入れません。

これまでは繋がりだけで集客できていたかもしれませんが、現代では自社ホームページを持ちインターネット上で露出したり、SNSで宣伝活動をすることが大切になってきています。

知名度ゼロからの信頼構築に時間がかかる

介護タクシーは地域密着型のサービスです。 利用者や家族にとって、知らない事業者に身体の不自由な家族を預けるのは不安が大きい。

大手の介護事業者や、長年地域で営業している同業者と比べると、開業したばかりの事業者は信頼の面で圧倒的に不利です。

信頼を積み上げるには時間がかかります。 だからこそ、口コミやホームページなど、信頼を可視化する仕組みを早い段階で整えることが重要です。

ぺんすけ

信頼感を獲得する上で、ホームページは最も大事だといえます。全く情報がない病院とホームページで診療項目など具体的に書かれているホームページだと、必然的に後者を選ぶはずです。

開業したばかりの介護タクシー事業者は、とにかく「信頼」を貯めることが最優先になります。

介護タクシーの集客方法7選

介護タクシーの集客方法7選の費用対効果比較表

ここからは、介護タクシーの集客に効果がある方法を7つ紹介します。 無料で始められるものから順に並べているので、予算が限られている事業者はまず上位の施策から取り組んでください。

各方法のコスト・難易度・効果の目安を表にまとめました。

方法コスト難易度即効性
Googleビジネスプロフィール無料
ホームページ10〜30万円
SEO対策無料〜月数万円
居宅介護支援事業所への営業交通費のみ
病院・施設へのチラシ設置数千〜数万円
LINE公式アカウント無料〜月5,000円
口コミ・紹介の仕組み化無料

それぞれ具体的に説明します。

①:Googleビジネスプロフィールを登録する

Googleビジネスプロフィールとは、Google検索やGoogleマップに自社の情報を表示できる無料サービスです。 「地域名+介護タクシー」で検索したとき、地図の上に表示される事業者一覧がこれにあたります。

登録は無料で、即日完了します。 介護タクシーの集客で最初にやるべき施策です。

登録時のポイントは3つあります。

Googleビジネスプロフィールに登録する際のポイント
  • 事業所名・住所・電話番号を正確に入力する。表記ゆれがあるとGoogleの評価が下がる
  • 営業時間・対応エリア・サービス内容を詳しく記載する。情報が充実しているほど検索で上位に表示されやすい
  • 車両の写真やスタッフの写真を複数枚登録する。写真がない事業者は利用者から選ばれにくい

MEO対策(Map Engine Optimization=Googleマップでの検索順位を上げる施策)を導入した事業者では、電話での問い合わせが対策前の約4倍に増えたという報告もあります。

ぺんすけ

無料で誰でもできる対策です!なるべく早めにやっておくのがおすすめです!

②:集客できるホームページを制作する

集客できるホームページに必要な5つの要素

ホームページは、介護タクシーの信頼性を伝える最も強力なツールです。 利用者の家族がネットで業者を比較するとき、ホームページがあるかないかで印象が大きく変わります。

キャリアアドバイザー時代、介護施設を求職者に紹介する際にホームページの情報量が判断材料になっていました。 ホームページがない施設は、判断材料がないという理由で候補から外れることが多かった。 これは介護タクシーでも同じです。 ホームページがなければ、利用者や家族にとって選ぶ根拠がないのです。

ホームページに必ず載せるべき情報は次の5つです。

項目内容
料金表迎車料金・距離料金・介助料金を明記。目安金額の記載で利用者の不安を消す
対応エリア市区町村名を列挙し、可能なら地図で視覚的に示す
車両・設備情報車椅子対応・ストレッチャー対応・リクライニング車椅子など、対応できる設備を写真付きで掲載
利用者の声実際に利用した方やそのご家族からの感想を掲載。信頼構築に直結する
電話番号・予約導線スマホで閲覧したとき、ワンタップで電話できるボタンを目立つ位置に設置する

ホームページを作る際の注意点として、スマートフォン対応は必須です。

利用者の家族の多くはスマートフォンから検索しています。 パソコンでしか見られないホームページは、それだけで離脱されます。

ぺんすけ

昔に作ったホームページだと、スマホ対応できていないケースも多いです。スマホ対応できていないサイトは離脱率が格段に上がるので、リニューアルも検討するようにしましょう!

③:「地域名+介護タクシー」でSEO対策する

SEO対策とは、Googleの検索結果で自社のホームページを上位に表示させる施策です。 介護タクシーの場合、「渋谷区 介護タクシー」「大阪市 介護タクシー 料金」など、地域名を含むキーワードで上位を狙います。

具体的な対策としては、ホームページ内にブログを設置し、お役立ち情報を定期的に発信する方法が効果的です。

たとえば次のようなテーマで記事を書くと、検索流入が見込めます。

  • 介護タクシーの利用方法と予約の流れ
  • 介護タクシーの料金相場と保険適用の条件
  • 通院介助と介護タクシーの違い

ただし、SEO対策は効果が出るまでに3〜6ヶ月かかります。 すぐに集客したい場合は、Googleビジネスプロフィールや営業を先に進めてください。

④:居宅介護支援事業所に営業する

オフラインの営業で最も効果が高いのは、居宅介護支援事業所への訪問です。 ケアマネジャーに自社の存在を知ってもらうことで、利用者を紹介してもらえる可能性が生まれます。

営業で意識すべきポイントは次の通りです。

居宅介護支援事業所への訪問時のポイント
  • 初回訪問では売り込まない。名刺と簡単なパンフレットを渡して「お近くで開業しました」と挨拶するだけで十分
  • 2回目以降は、月に1回程度の頻度で顔を出す。接触回数が信頼につながる
  • ケアマネジャーの業務負担を減らす提案ができると選ばれやすい。たとえば、予約のやり取りをLINEで完結できる仕組みがあると、電話対応に追われるケアマネジャーに喜ばれる

ポイントは、1回の訪問で結果を求めないことです。 介護タクシーの営業は、関係構築に時間がかかります。 半年以上かけて信頼を積み上げる覚悟で取り組んでください。

ぺんすけ

ケアマネージャーとは長期的な信頼関係を築いていくことが大切になります!

⑤:病院・施設にチラシを設置する

病院や介護施設は、介護タクシーの利用者が集まる場所です。 待合室や受付にチラシを置かせてもらうことで、利用者やその家族に直接アプローチできます。

チラシ設置で成果を出すための注意点は2つあります。

ポイント具体的なポイント
文字を大きく、情報を絞る高齢者やその家族が読むことを前提に、電話番号・対応エリア・料金の3点に絞る
チラシの補充を定期的に行う置きっぱなしにせず、月1回は足を運んで補充と挨拶をセットで行う

チラシの印刷費は1,000枚で数千円程度です。 ポスティングよりも、病院や施設への設置のほうが効率が良い傾向があります。 ポスティングはターゲット以外にも配布するため、費用対効果が低くなりがちです。

チラシを制作したら、まずは効率の良い「病院」や「介護施設」を優先的に置くようにしましょう。

⑥:LINE公式アカウントで予約導線を作る

LINE公式アカウントは、利用者やその家族との連絡手段として非常に有効です。 電話が苦手な方でも、LINEなら気軽に問い合わせができます。

導入のメリットは3つあります。

LINE公式アカウントを導入するメリット
  • 予約・変更・キャンセルのやり取りをLINEで完結できるため、事業者の電話対応の負担が減る
  • 利用者情報をトーク履歴で管理できる
  • 月1回程度の配信でリピート利用を促せる

無料プランでも月200通までメッセージを送れます。 小規模な介護タクシー事業者であれば、無料プランで十分です。

ぺんすけ

私たちもホームページ制作にあたって、お客様と公式LINEで連絡を取ることが多いですが、無料プランでも全く問題なく事足りています!

登録方法は、LINEの公式サイトからアカウントを開設するだけです。 ホームページやチラシにQRコードを掲載し、友だち追加を促しましょう。

⑦:口コミと紹介を仕組み化する

口コミは、介護タクシーの集客において最も信頼性が高い手段です。 実際に利用した方の声は、どんな広告よりも説得力があります。

口コミを集める方法としては、利用後にGoogleビジネスプロフィールへの口コミ投稿をお願いするのが効果的です。

投稿をお願いする際のポイントは次の通りです。

口コミ投稿をお願いする際のポイント
  • 利用直後のタイミングで、QRコード付きのカードを渡す。帰宅後に投稿してもらえる確率が上がる
  • 「ありがとうございました」の一言とともに渡す。押しつけがましくならないように配慮する

紹介による集客を仕組み化するには、利用者に紹介をお願いするのではなく、良いサービスだったから自然に人に教えたくなる体験を提供することが先です。

丁寧な介助、時間厳守、清潔な車内。 当たり前のことを当たり前にやり続けることが、紹介を生む最大の仕組みです。

介護タクシーの集客でよくある失敗3選

集客方法を知っていても、やり方を間違えると成果が出ません。 よくある失敗パターンを3つ紹介します。

介護タクシーの集客でよくある失敗3選
  • ポスティングだけに頼る
  • ホームページを作って放置する
  • ケアマネ営業で断られて諦める

同じ過ちを繰り返さないために、事前に把握しておいてください。

ポスティングだけに頼る

開業直後に大量のチラシをポスティングする事業者がいます。 しかし、介護タクシーの利用者はごく一部の層に限られます。 不特定多数にチラシを配っても、反応率は極めて低いのが現実です。

ポスティングに10万円かけて、問い合わせがゼロだったというケースも珍しくありません。

チラシを配るなら、病院や介護施設など利用者が集まる場所に絞るべきです。 無差別なポスティングは費用対効果が悪いと覚えておきましょう。

ぺんすけ

ポスティングをやると働いた気になるので注意です!可能性の低いところにどれだけ配っても無駄働きになってしまいます!

ホームページを作って放置する

ホームページを作っただけで集客できると思っている事業者は多いです。 しかし、作っただけでは検索結果に表示されません。

ホームページは作った後が本番です。 定期的にブログを更新し、料金やサービス内容の変更があれば即座に反映する。 Googleビジネスプロフィールと連動させて、検索からの導線を整える。

こうした運用を続けることで、はじめてホームページが集客ツールとして機能します。

ただし、ホームページは内部をしっかり作り込まないとどれだけ対策しても効果が出ません。もし集客のできるホームページを作りたいなら、SEO対策(内部対策)がしっかりできるところに任せなければなりません。

ケアマネ営業で断られて諦める

ケアマネジャーへの営業は、最初の数回で成果が出ることはほとんどありません。 間に合っていると断られるのが普通です。

しかし、断られたからといって訪問をやめてしまうのは早計です。 ケアマネジャーは常に複数の事業者と取引しており、急に1社が対応できなくなることもあります。 そのとき思い出してもらえるかどうかは、接触回数で決まります。

月に1回、短時間の挨拶訪問を半年続けるようにしましょう。継続的な接触が、いずれ紹介につながります。

介護事業のWeb集客なら「Terace」にお任せ

Teraceは、介護業界に特化したホームページ制作・Web集客の支援を行っています。

代表の梶本は、介護人材紹介会社でキャリアアドバイザーとして約300名の介護職者の転職支援を担当した経験があります。 介護施設のホームページを日常的にチェックしていた当事者だからこそ、何が載っていれば利用者や家族に選ばれるかを理解しています。

介護タクシーの事業者様も含め、介護事業のホームページ制作・集客にお困りの方は、お気軽にご相談ください。

まとめ

介護タクシーの集客は、ケアマネ営業だけでは安定しません。 Web集客とオフライン営業を組み合わせることで、予約が安定する仕組みを作れます。

この記事で紹介した内容を振り返ります。

  • 集客が難しいのは、業界構造の問題。事業者の努力不足ではない
  • 最初にやるべきはGoogleビジネスプロフィールの登録。無料で即日対応可能
  • ホームページは料金表・対応エリア・車両情報・利用者の声・電話ボタンの5つを必ず載せる
  • ケアマネ営業は断られても継続する。月1回の訪問を半年続ける
  • ポスティングよりも、病院や施設へのチラシ設置のほうが効率が良い
  • 口コミとリピートの仕組み化が、長期的な集客安定のカギ

まずはGoogleビジネスプロフィールに登録するところから始めてください。 無料で、今日中にできる一歩です。

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この記事を書いた人

レバウェル介護にて約2年間、介護業界専門のキャリアアドバイザーとして従事。これまでに300名以上の介護士の転職面談を担当。また介護施設への人材派遣を通じて採用側の課題解決にも従事。このような実務経験をもとに、介護事業者・求職者双方にとって信頼性の高いWeb制作を行っています。

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