「先月と同じ工作になってしまった」と月末のレク表を作りながら、ペンを持つ手が止まったことはありませんか。
デイサービスの工作レクは利用者に喜ばれる定番プログラムですが、毎月ネタを考える担当者にとってはマンネリとの戦いでもあります。
折り紙は難しいと言われた、男性利用者が参加してくれない、はさみを使う工程で気を遣う。そんな悩みを抱えている職員は少なくありません。
この記事では、1月から12月まで使える工作ネタの月別早見表をまとめました。早見表には主な材料と難易度・所要時間の目安を添えています。
通年で使える定番5種、男性利用者も乗りやすい実用品系4種に加え、安全に実施する3つの条件と当日の進め方のコツも紹介します。計画を立てながら、気になるネタから読み進めてください。
デイサービスで盛り上がるゲームレクは、「【動画付き】デイサービスで盛り上がるゲームレク15選」で紹介しています。
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【早見表】1〜12月のデイサービス工作ネタ
季節感のある工作は、利用者が「今月は何を作るか」を楽しみに待つきっかけになります。以下は1月から12月まで使える工作ネタと、難易度・所要時間の目安をまとめた早見表です。
早見表のネタは、次の見出しで紹介する通年5種のつくり方を季節に合わせて応用したものです。気になる月のネタが見つかったら、表に書いた見出し名をたどって準備物と進め方を確認してください。
朝の会の時間帯に使えるネタは、別記事のデイサービス朝の会の盛り上がるネタ集で紹介しています。

| 月 | おすすめの工作ネタ(見出し)と主な材料 | 難易度・所要時間の目安 |
|---|---|---|
| 1月 | 干支の置物(折り紙)、書き初め風の寄せ書き(壁面飾り制作)/材料:折り紙・色画用紙・大型台紙 | やさしい〜ふつう/20〜40分 |
| 2月 | 豆まきの升(折り紙)、鬼のお面(ちぎり絵・貼り絵)/材料:折り紙・色画用紙・のり | やさしい/20〜30分 |
| 3月 | ひな人形の飾り(壁面飾り制作)、桜のちぎり絵(ちぎり絵・貼り絵)/材料:折り紙・大型台紙・のり | ふつう/30〜45分 |
| 4月 | こいのぼりの飾り(壁面飾り制作)、桜の折り紙(折り紙)/材料:折り紙・色画用紙・のり | やさしい〜ふつう/20〜40分 |
| 5月 | 折り紙のかぶと(折り紙)、母の日のカード(ちぎり絵・貼り絵)/材料:折り紙・色画用紙・のり | やさしい/20〜30分 |
| 6月 | あじさいの飾り(壁面飾り制作)、傘の折り紙(折り紙)/材料:折り紙・大型台紙・のり | やさしい〜ふつう/20〜40分 |
| 7月 | 七夕の短冊飾り(壁面飾り制作)、うちわの貼り絵(ちぎり絵・貼り絵)/材料:短冊用紙・折り紙・のり | やさしい/20〜30分 |
| 8月 | 花火の貼り絵(ちぎり絵・貼り絵)、牛乳パックの小物入れ(同見出し)/材料:黒画用紙・折り紙・牛乳パック | ふつう/30〜45分 |
| 9月 | お月見団子の飾り(壁面飾り制作)、すすきの折り紙(折り紙)/材料:折り紙・色画用紙・のり | やさしい/20〜30分 |
| 10月 | 紅葉の貼り絵(ちぎり絵・貼り絵)、ハロウィンの飾り(壁面飾り制作)/材料:折り紙・大型台紙・のり | やさしい〜ふつう/20〜40分 |
| 11月 | 落ち葉の貼り絵(ちぎり絵・貼り絵)、来年のカレンダー(カレンダー作り)/材料:落ち葉・色画用紙・のり | やさしい/20〜30分 |
| 12月 | クリスマスリース(壁面飾り制作)、正月飾りの折り紙(折り紙)/材料:折り紙・大型台紙・毛糸 | ふつう〜むずかしい/30〜60分 |
ぺんすけ早見表はあくまで出発点です。
利用者の顔ぶれに合わせて、難易度や所要時間は柔軟に調整してください。
早見表の難易度・所要時間はあくまで目安です。利用者の体力や集中力に合わせて、工程を分割しながら調整してください。次の見出しから、早見表のかっこ内に出てくる5つの見出しを順に詳しく紹介します。
通年で使えるデイサービスの工作
季節を問わず、1年を通して提供できる定番の工作を5種紹介します。
折り紙やちぎり絵のように準備物が少ないネタから、壁面飾りのように達成感のあるネタまで幅を持たせました。
いずれも100円ショップや施設にある廃材で材料をそろえられます。
| 工作名 | 準備物 | 所要時間の目安 |
|---|---|---|
| 折り紙 | 折り紙用紙(代用:チラシ・包装紙) | 20〜30分 |
| ちぎり絵・貼り絵 | 色画用紙・のり・台紙(代用:新聞広告紙) | 30〜45分 |
| カレンダー作り | カレンダー台紙・マーカー・シール | 30〜40分 |
| 牛乳パックの小物入れ | 牛乳パック・布またはテープ | 30〜45分 |
| 壁面飾り制作 | 色画用紙・のり・大型の台紙 | 40〜60分 |
それぞれ具体的に紹介します。
折り紙
折り紙は、季節ごとのモチーフに置き換えるだけで通年使い続けられる基本の工作です。
指先の細かい動きを繰り返すため、手指の運動にもなります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 準備物 | 折り紙用紙10〜15枚 |
| 代用品 | チラシや包装紙を正方形に切ったもの |
| 難易度 | やさしい |
| 人数と所要時間 | 2〜15人/20〜30分 |
進め方は次のとおりです。
- 完成見本を見せながら、1工程ずつゆっくり折って見せます。
- 利用者のペースに合わせて、1つの角を折るごとに手元を確認します。
- 完成したら、季節に合わせた台紙に貼って壁面に展示します。
「次はここを半分に折ります」のように、1工程ずつ声に出しながら進めると、聞いて確認しながら手を動かせます。



季節ごとにモチーフを変えるだけで新鮮に見える工作は、準備の手間を増やさずにマンネリを防げる典型だと思います。
ちぎり絵・貼り絵
色画用紙や広告紙をちぎって台紙に貼り、絵や模様を仕上げる工作です。
ちぎる動作は手先の力加減の調整になり、はさみを使わないため安全に取り組みやすい特徴があります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 準備物 | 色画用紙・のり・台紙 |
| 代用品 | 新聞広告紙・チラシ |
| 難易度 | やさしい |
| 人数と所要時間 | 2〜15人/30〜45分 |
進め方は次のとおりです。
- 台紙に下絵(花・果物・季節のモチーフなど)を薄く描いておきます。
- 利用者に紙をちぎってもらい、下絵に沿ってのりで貼ってもらいます。
- 貼り終えたら乾かして、壁面に展示します。
「思い切って大きくちぎってみましょう」と声をかけると、力加減に迷う利用者も安心して取り組めます。
カレンダー作り
1か月分のカレンダー台紙に、数字や飾りを貼りつけて仕上げる工作です。毎月更新するため、翌月の話題づくりにもつながります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 準備物 | カレンダー台紙・マーカー・シール |
| 代用品 | 厚紙に手書きで数字を書く |
| 難易度 | ふつう |
| 人数と所要時間 | 2〜10人/30〜40分 |
進め方は次のとおりです。
- 台紙に日付を書き込む工程は、職員が事前に用意しておきます。
- 利用者に季節の飾り(花・紅葉・雪の結晶など)を貼ってもらいます。
- 完成したら居室や食堂に飾り、翌月に張り替えます。
「来月は何の柄にしましょうか」と尋ねると、次回への意欲にもつながります。



毎月更新するカレンダー作りは、次のレクへの関心を保ちやすい工作だと感じています。
牛乳パックの小物入れ
洗った牛乳パックを切り開き、布やテープで装飾して小物入れに仕上げる工作です。
廃材を使うため材料費がほとんどかからず、持ち帰り作品としても人気があります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 準備物 | 牛乳パック・布またはマスキングテープ・接着剤 |
| 職員の事前準備 | 切る工程を先に済ませておく |
| 難易度 | ふつう |
| 人数と所要時間 | 2〜10人/30〜45分 |
進め方は次のとおりです。
- 牛乳パックを切り開く工程は、職員が事前に済ませておきます。
- 利用者に布やテープを貼ってもらい、外側を装飾します。
- 持ち手や飾りを付けて完成させ、家に持ち帰ってもらいます。
「持ち手はここに付けましょうか」と相談しながら進めると、利用者自身のアイデアを引き出せます。



持ち帰れる工作は、家族との会話のきっかけになりやすいと考えています。
壁面飾り制作
複数人で1つの大きな作品を仕上げる集団制作です。
花や動物などのパーツを利用者ごとに担当し、最後に大きな台紙に貼り合わせて完成させます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 準備物 | 色画用紙・のり・大型の台紙 |
| 代用品 | 模造紙 |
| 難易度 | ふつう〜むずかしい |
| 人数と所要時間 | 2〜15人の集団制作/40〜60分 |
進め方は次のとおりです。
- 完成イメージを職員が先に共有し、パーツごとに担当を割り振ります。
- 利用者はそれぞれ担当のパーツ(花・葉・動物など)を制作します。
- 完成したパーツを台紙に貼り合わせ、食堂や廊下に展示します。
「◯◯さんのパーツ、いい色ですね」のように個別に声をかけると、集団制作でも一人ひとりの存在を感じてもらえます。
男性利用者も楽しめるデイサービスの工作
工作レクは花や動物モチーフのネタが多く、男性利用者が「自分には合わない」と感じて参加を見送る場面が少なくありません。
実用品として使えるものや、組み立てる楽しさがあるものを選ぶと、男性利用者も自然と手を伸ばしやすくなります。ここでは実用品・ものづくり感のある工作を4種紹介します。



参加率を上げたいなら、完成後に何へ使うかを先に伝えると効果的だと思います。
| 工作名 | 準備物 | 所要時間の目安 |
|---|---|---|
| ペン立て・小物入れ | 空き缶または割り箸・接着剤 | 30〜45分 |
| ダンボールクラフト | ダンボール・接着剤・装飾用の紙 | 40〜60分 |
| コラージュ | 雑誌・新聞・台紙・のり | 30〜45分 |
| 組み立て式ペーパークラフト | キットまたは厚紙の型紙 | 30〜60分 |
それぞれ具体的に紹介します。
ペン立て・小物入れ
空き缶や割り箸を組み合わせて、実用的なペン立てや小物入れを作る工作です。
完成後すぐに使える実用品のため、男性利用者にも「作ってよかった」という達成感が伝わりやすい特徴があります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 準備物 | 空き缶または割り箸・接着剤・装飾用の紙 |
| 代用品 | 紙コップ |
| 難易度 | ふつう |
| 人数と所要時間 | 2〜10人/30〜45分 |
進め方は次のとおりです。
- 空き缶の切り口が危険な場合は、職員が事前にテープで保護しておきます。
- 利用者に紙を貼ったり、割り箸を組んだりして本体を仕上げてもらいます。
- 完成したら自分の席や自宅で実際に使ってもらいます。
「普段使いできるものを作りましょう」と伝えると、実用品としての目的が明確になり参加意欲が高まります。
ダンボールクラフト
ダンボールを組み立てて、カメラや乗り物などの立体的な作品を作る工作です。
組み立てる工程そのものにものづくりの手応えがあり、男性利用者の集中力を引き出しやすい種目です。
たとえばダンボールクラフトでカメラの模型作りに取り組んだ施設では、ふだんレクに参加しない男性利用者が設計図を片手に黙々と組み立てを進め、完成後に周囲へ見せて回る場面があったといいます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 準備物 | ダンボール・接着剤・装飾用の紙 |
| 職員の事前準備 | カッターを使う工程を先に済ませておく |
| 難易度 | ふつう〜むずかしい |
| 人数と所要時間 | 2〜8人/40〜60分 |
進め方は次のとおりです。
- ダンボールを型に沿って切る工程は、職員が事前に済ませておきます。
- 利用者にパーツを組み立てて接着してもらいます。
- 仕上げに色を塗ったり紙を貼ったりして装飾します。
「設計図どおりに組み立てていきましょう」と声をかけると、ものづくりへの集中力が続きやすくなります。



設計図を見ながら組み立てる工程は、達成感を実感しやすい工作だと考えています。
コラージュ
雑誌や新聞から好きな写真や文字を切り抜き、台紙に貼り合わせて1枚の作品に仕上げる工作です。
若い頃に好きだった車や趣味の写真を選んでもらうと、会話のきっかけにもなります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 準備物 | 雑誌・新聞・台紙・のり |
| 職員の事前準備 | 切り抜きを先に用意しておくと進行がスムーズ |
| 難易度 | やさしい |
| 人数と所要時間 | 2〜12人/30〜45分 |
進め方は次のとおりです。
- 車・スポーツ・風景など、テーマ別に切り抜きを用意しておきます。
- 利用者に好きな写真を選んでもらい、台紙に配置を決めてもらいます。
- 配置が決まったらのりで貼り、額に入れて完成させます。
「懐かしい写真が見つかったら教えてください」と声をかけると、自然な会話が生まれます。



若い頃の趣味を思い出す工作は、会話のきっかけづくりとして特に効果を発揮します。
組み立て式ペーパークラフト
厚紙の型紙を切り抜いて組み立てる、精密な立体工作です。完成までに複数の工程があるため達成感が大きく、じっくり取り組みたい利用者に向いています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 準備物 | 市販のペーパークラフトキットまたは厚紙の型紙 |
| 職員の事前準備 | 切り抜きを先に済ませておく |
| 難易度 | ふつう〜むずかしい |
| 人数と所要時間 | 1〜6人/30〜60分 |
進め方は次のとおりです。
- パーツの切り抜きは職員が事前に済ませておきます。
- 利用者に説明書を見ながら、パーツを1つずつ組み立ててもらいます。
- 完成したら台座に固定し、居室や食堂に飾ります。
「次のパーツを合わせてみましょう」と一緒に確認しながら進めると、達成感を共有できます。
体を動かすレクをお探しの場合は、デイサービスで盛り上がるゲームレク15選もあわせてご覧ください。
工作レクを安全に実施する3つの条件
工作レクは、はさみ・カッター・のりなど普段の生活では手に取らない道具が机に並ぶ場面です。
厚生労働省のガイドラインは、自宅では行わない活動に取り組む通所系サービスについて、環境の変化への戸惑いが転倒等の事故につながりやすいと整理しています。
ここで紹介する3つの条件は、各事業所の判断で取り入れられている一般的な対応です。
出典:厚生労働省老健局「介護保険施設等における事故予防及び事故発生時の対応に関するガイドライン」(令和7年11月)


刃物の工程は職員が事前に完了させる
はさみやカッターで紙や厚紙を切る工程は、職員が事前に済ませておくと安全に実施できます。利用者には、貼る・折る・色を塗るといった工程を担当してもらいます。
安全ばさみを使う場合も、複雑な形を切る工程は職員が担当し、直線を切るだけの単純な工程を利用者にお願いすると安心です。
使い終えたはさみやカッターは、作業スペースから離れた場所にまとめて片付けておくと、利用者の手が届く心配がありません。



「安全に配慮しています」という言葉だけでは、家族にも求職者にも伝わりません。どう配慮しているかまで書いて初めて、安心材料になります。
細かい部品の誤飲リスクを事前に確認する
厚生労働省のガイドラインは、紙おむつの吸水性ポリマーやナイフ類・針・画鋲を誤って口にすると、けがや窒息のおそれがあると指摘しています。
壁面飾りを画鋲で留める工程や、ビーズ・ボタンなど小さな部品を使う工作では、職員が個数を数えて管理してください。
たとえばビーズを使った壁面飾りを企画した施設では、作業開始前に色分けしたトレーへ個数を記録し、片付け時に数を数え合わせる工程を加えたことで、破損や紛失にすぐ気づける体制を作ったケースもあります。
認知症のある利用者の手元には、細かい部品を長時間置かないことも大切です。小さな部品は色分けしたトレーに入れて数を数えやすくしておくと、作業後の点検もスムーズになります。
出典:厚生労働省老健局「介護保険施設等における事故予防及び事故発生時の対応に関するガイドライン」(令和7年11月)
握力が弱い利用者の工程を事前に分割しておく
握力や巧緻性が低下している利用者には、工程をできるだけ細かく分割してお渡しします。
たとえば紙を折る工程を「半分に折る」「角を合わせる」のように分けると、途中で職員がサポートしやすくなります。
持ち手を太くしたはさみや滑り止めシートを使うと、握力が弱い利用者でも参加しやすくなります。工程を分割した際は、どこまで進んだかを付箋やメモで残しておくと、次回の担当者にも引き継ぎやすくなります。



工程を分けるひと手間は、参加をあきらめかけていた利用者の背中を押す工夫になります。
工作レクをスムーズに進める3つのコツ
安全に実施する条件を確認したら、次は当日の進行を考える段階です。工程表の作成、役割分担、感想の共有という3つのコツを押さえておくと、当日の進行がぐっとスムーズになります。
どのコツも特別な準備がなくてもすぐに取り入れられるので、次の工作レクから試してみてください。


工程を5〜8ステップに絞って工程表を作る
工程が多すぎると、利用者もスタッフも途中で集中力が続かなくなります。
工程を5〜8ステップ程度に絞り、ホワイトボードや紙に書き出した工程表を用意してください。
工程表があると、途中で参加した利用者にも今どこまで進んでいるかを伝えやすくなります。工程表は当日だけでなく、次にレクを担当する職員への引き継ぎ資料としても活用できます。
工程表や役割分担の考え方は工作レクに限りません。季節ごとの企画に悩んだときは、デイサービスおやつレクの進め方で紹介した運営のコツも参考になります。
たとえば壁面飾り制作では、①台紙を選ぶ②花のパーツをちぎる③のりで貼る④仕上げに飾りを足す⑤完成品を並べる、という5ステップに絞ります。工程を絞ることで、開始から片付けまでの時間を短縮することができます。
難易度で役割を分けて全員参加を実現する
同じ工作でも、利用者ごとに得意な工程は異なります。
切る役・貼る役・仕上げの飾り付け役のように役割を分けると、握力や視力に差があっても参加しやすくなります。
役割は固定せず、その日の体調に合わせて職員が声をかけながら調整してください。得意な役割を見つけた利用者には、次回以降も同じ役割を任せると自信につながります。



役割分担がうまくいっている現場ほど、担当者一人に負担が偏らない仕組みができています。
完成品を並べて感想を共有する
作品が完成したら、机や壁に並べて感想を話し合う時間を設けてください。国立長寿医療研究センターのMCIハンドブックは、絵を描く・物を作るなどの芸術活動が認知機能を改善する可能性があると報告しています。
効果が確認された研究は、作品を作るだけでなく、鑑賞会を開いて参加者やインストラクターと感想を話し合うことまで含んでいました。同ハンドブックは、週1回以上誰かと会話や交流を行うことも勧めています。
工作の後に感想を共有する時間は、この対人交流の機会にもなります。



キャリアアドバイザー時代に介護士と面談していると、デイサービスを敬遠する理由として、レクの企画や運営が大変そうに見えるという声をよく聞きました。工作のように準備や進行を仕組み化できる取り組みは、この不安を減らす材料にもなります。
面談で話を聞いていると、求職者は応募前に施設のホームページを読み込み、日々の活動をどれだけ具体的に発信しているかを見ていました。工程表を作って役割分担を決めている、という運用の様子まで書いてある施設ほど、調べるうちに「ここで働きたい」と思われやすくなります。
まとめ|デイサービス工作レクを毎月続ける工夫
この記事では、デイサービスの工作ネタを目的別に紹介しました。
- 1月から12月まで使える月別早見表
- 通年で使える定番5種
- 男性利用者も乗りやすい実用品系4種
いずれも難易度・所要時間・準備物つきで紹介しています。



ネタ探しに毎月悩むより、早見表から1つ選んで工程表に落とし込むほうが、担当者の負担はずっと軽くなります。
工作レクを続けるコツは、ネタを選ぶ、安全を確認する、進め方を整えるという3つのステップに集約されます。
月別早見表で今月のネタを決め、安全に実施する3条件を確認したうえで、工程表と役割分担で当日の進行を整えてください。
採用がうまくいかない施設の9割は、ホームページに”働く人の顔”が見えないと言われます。工作レクで積み重ねた利用者との時間や、完成した作品を囲む笑顔は、写真や記事にして発信して初めて外部に伝わります。
工作レクの様子を、ホームページで発信できていますか。Teraceでは、介護施設専門のホームページ制作をサポートしています。まずはお気軽にご相談ください。
介護のホームページ制作は「Terace」にお任せ!
当メディアを運営する私達は、介護専門のホームページ制作サービス「かいごのヒカリ」を運営しています。



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